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第1回ケーススタディの開催(2022年10月~11月)

「フィリピン国海岸災害対策及び海岸保全能力向上プロジェクト」の一環として、海岸工学や海岸管理についてより広く深い知識を得るために、本プロジェクト専門家チームと公共事業道路省(Department of Public Works and Highways:DPWH)のコアスタッフとの協働によるケーススタディの第1回目を実施しました。

ケーススタディは5年間で合計18回が予定され、特定のテーマに焦点を当てた3つのステージからなり、第1ステージは"海岸のメカニズム解明"、第2ステージは"対策計画・構造物設計"、第3ステージは"パイロットワーク"となっています。

第1回目のケーススタディは2022年10月から11月にかけ、ルソン島北西部パンガシナン地方のアグノ川河口部とラブラドル海岸において、海岸侵食、堆砂、高潮位時の波の越流等フィリピンの海岸線に多く見られる海岸メカニズムを理解することを目的としました。

DPWHコアスタッフは現場視察に先立ち、現地の特性を把握するためDPWH内関連部局や国家地図資源情報庁(DENR-NAMRIA)、科学技術省-気象天文庁(DOST-PAGASA)、運輸省フィリピン港湾公社(DOTr-PPA)、地方自治体(LGU)といった他機関等から対象となる沿岸地域に関する関連情報やデータを収集・整理しました。現地においては、コアスタッフと専門家チームとによる海岸状況の視察、現象に対する説明、課題や対策にかかる質疑・応答/議論等が行われ、現地視察後にはそれらを発表資料として取りまとめコアスタッフ全員に共有しました。

全体として視察に参加したコアスタッフは現地詳細調査において沿岸メカニズム観測を説明することができ、他の機関は情報やデータの共有に協力的で、第1回目のケーススタディではありましたがコアスタッフと他のカウンターパートにとって沿岸メカニズムに関する学びの場となりました。

これらケーススタディで得られた知見を、カウンターパートパートとともにこのプロジェクトで作成する技術ガイドラインとしてまとめ、今後の海岸事業に活用していくことが期待されます。

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DPWHパンガシナンとの現地調査の事前会議

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アグノ川河口の現地調査

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空中ドローン運用

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アグノ川河口での議論

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ラブラドールLGUとの会議

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ラブラドールでの視察