気象予報能力強化プロジェクト
Project for Improving of Meteorological Observation, Weather Forecasting and Dissemination
実施中案件

- 国名
- パキスタン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 水資源・防災
- 協力期間
- 2024年1月~2027年12月(4年間)
プロジェクト紹介
パキスタン政府は、自然災害に対する防災体制強化に向け国を挙げた取り組みを行ってきました。パキスタン気象局(PMD)は、我が国を始め多くの援助機関のもとで気象レーダーの設置を計画しているが、二重偏波気象レーダーを含む高機能レーダーの運用や精度の高い降水量算出(QPE)等を含む最新の技術や、気象レーダーの観測情報の洪水予警報への活用に関する経験・知見が不足しています。
本事業は、PMD及び気象レーダーサイトにおいて、防災関連機関のニーズを把握する能力の向上、地上観測測器の校正及び維持管理体制並びに地上観測能力の強化、気象レーダーを利用した観測データの品質向上、気象予報の精度の向上、を行うことにより、PMDの気象観測・予報・気象情報の発信に係る能力向上を図ります。これをもってPMDによる防災関連機関のニーズに沿った定量的な情報提供を目指します。
【上位目標】
PMDが防災関連機関のニーズに沿った定量的な情報を提供する。
【プロジェクト目標】
PMDの気象観測・予報・気象情報の発信に係る能力が向上する。
【成果】
成果1
防災関連機関の気象・警報情報に関するニーズを把握する能力が向上する。
成果2
地上観測測器の校正及び維持管理体制が強化され、定量的予報のための地上観測の手順が定められる。
成果3
レーダーの維持管理及び品質管理能力が向上し、観測データの品質が向上する。
成果4
気象予報の精度が向上する。