成果3:コミュニティ自然資源管理グループの結成(2024年10月)
本プロジェクトでは、ロレト州パリナリ区にある4つのコミュニティで「コミュニティレベルでの湿地林における非木材自然資源の持続可能な管理とガバナンスの強化」の取組を、カウンターパートの森林野生生物庁(SERFOR)、環境省(MINAM)、及び主にロレト州政府森林・野生生物局(GERFOR)コミュニティ林管理部と実施しています。
ガバナンス強化のため、コミュニティ単位で「自然資源管理グループ」を結成し、自然資源の持続可能な管理に向けて重要な一歩を踏み出しました。これまでコミュニティ全体として自然資源を管理する体制はなく、世帯/個人別に採取されており、持続性に課題がありました。本グループは、コミュニティ自治会の監督下に組織・運営され、グループを通じて、コミュニティ林をゾーニングし、区域(ゾーン)ごとに自然資源の持続可能な利用に関するルールを確立し、ルール遵守を監視する活動を実施していきます。また、同グループを通じて、自然資源の商業利用に必要な森林管理計画の作成・実施・更新を促進します。
グループには、コミュニティの関心・ニーズに応じたテーマ別にコーディネーターが配置されます。対象4コミュニティでは、重要な自然資源であるアグアヘ資源管理と、監督警戒の2分野のコーディネーターが配置されました。同コーディネーターは、コミュニティ全体集会で、住民の支持・信頼のある人達が民主的に選出されました。将来的に新たなテーマ・ニーズに応じて、コーディネーターが追加任命されます。
今後、選出されたコーディネーターらを育成し、コミュニティの自然資源に関する課題に取り組んでいきます。
ロレト州政府GERFORによるパリナリ区サンタ・ロサ・デ・ラガルト・コミュニティのメンバーに対するコミュニティ自然資源管理グループの結成に関する説明
ロレト州政府GERFORによるパリナリ区サン・ロケ – 7 デ・フニオ・コミュニティのメンバーに対するコミュニティ自然資源管理グループの結成に関する説明