ロレト州におけるアグアヘ湿地のマッピング手法の検証と、バイオマス調査計画のためのドローン調査（2025年11月）

環境省（MINAM）は2025年11月7日から同月10日にかけて、「コミュニティレベルでの湿地林における非木材資源の持続的な管理パイロットプロジェクト」の対象コミュニティにおいて、プロジェクトで作成したアグアヘ湿地マッピング方法論の検証と、コミュニティ単位でのバイオマス量確認調査計画の策定を目的にドローン調査を実施しました。使用したドローンは、本プロジェクトがMINAMに供与した WingtraOne GEN II で、最大飛行時間は59分、1回の飛行で最大460ヘクタールを撮影できます。バッテリーを適切に管理することで、1日に6〜10回（約8〜10時間）の飛行が可能となり、より広大な範囲を効率的に撮影できます。

調査には、MINAMの土地利用計画・統合的自然資源管理総局の専門家に加え、ロレト州地域環境局（GRAM）の土地利用計画・空間データ担当者、先住民組織「中央アシャニンカ・デル・リオ・エネ（CARE）」の代表も参加しました。

このドローン調査の結果を踏まえ、MINAM はマッピング方法論を検証し、必要に応じて修正を加えたうえで最終化する予定です。GRAM は最終化された方法論を用いてマップを作成・承認し、バイオマス調査計画については、この結果を活用して国家森林・野生生物庁（SERFOR）が最終化する予定です。