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アグアヘ再植林の経験共有・視察学習会の開催(2026年5月)

アグアヘ(Mauritia flexuosa、ヤシの一種)は、ペルーアマゾンの湿地林に生育する重要な非木材林産物であり、その果実等は地域住民の生計を支える資源の一つです。一方で、過去には果実を採取するために雌株を伐採する誤った方法が行われてきた地域もあり、アグアヘの減少や湿地林の劣化が課題となっています。

このような状況を踏まえ、プロジェクトでは2025年より、コミュニティ農園や採取活動が許可された保護区内において、アグアヘの再植林を支援しています。この取組は、過去に伐採採取が行われた劣化地の回復、減少したアグアヘの再生、持続可能な生産の確保を目的としています。また、居住地の近くでアグアヘを育成することで、将来的には採取地までの移動距離や作業時間を短縮し、生産コストや労力を軽減することも期待されています。これまでに、サン・ホセ・デ・パリナリ村とサン・ロケ村の2コミュニティから計12名の住民が参加し、合計約8ヘクタールでアグアヘの再植林を実施しました。しかし、苗木の生存率は60~70%とまずまずですが、植栽後の管理方法や生育条件の改善が今後の課題となっています。この課題に対応するため、プロジェクトでは、再植林活動に取り組むサン・ロケ村の住民6名を対象に、サン・ホセ・デ・パリナリ村のクレベル・ノリエガ・ユイマチ氏が7年前から主導している植林地で、経験共有・視察学習会を開催しました。参加者は、実際の植林地を訪問し、苗木の生育の促進・妨害要因について学びました。ユイマチ氏の植林地では、400本以上のアグアヘに加え、その他の湿地林樹種も混植されており、試行錯誤を重ねながら順調な成長が確認されています。この実例を通じて、参加者は自らの再植林活動を見直し、今後の管理方法を改善する意欲を高めました。また、サン・ロケ村の再植林地はパカヤ・サミリア国立保護区内に位置しているため、本学習修会には保護区職員も参加しました。保護区職員は、住民による植林学習を支援するとともに、住民間での技術移転や能力強化のプロセスを確認しました。

今回の経験共有は、単なる研修にとどまらず、コミュニティ同士が実践的な知識を共有し、持続可能な資源管理への意識を高めるとともに、保護区職員とコミュニティ住民の交流を深め、今後の連携促進に繋がる機会となりました。今後、プロジェクトでは、植林後の管理技術の改善や苗木の生存率向上に向けた支援を継続し、アグアヘの回復と湿地林の保全を進めていきます。

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アグアヘ再植林地選定のための現場視察・評価

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アグアヘの再植林