SHEPアプローチを通じた農業普及サービス改善プロジェクト
The Extension Service Improvement Project through the SHEP Approach (Tajik-SHEP)
実施中案件

- 国名
- タジキスタン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 農業開発/農村開発
- 協力期間
- 2022年4月~2026年10月
プロジェクト紹介
タジキスタン国では、農業が重要な産業セクターとなっています。国家方針により、単一的な大規模農場が品目多様化した小規模な経営体へと編成され農家の選択肢が広がった一方、農家が限定的な知識や経験から適切な作物品目や栽培時期等を選択することは容易ではありません。また、農業省が有する既存の普及システムは、農業普及員や普及予算の不足により、普及サービスの質量共に農家のニーズを満たせていません。
本事業は、SHEP活動実施のための関係者の能力向上、体制の整備と実施ガイドラインの作成を行うことにより、政府及び非政府組織に対するタジクSHEPアプローチの提案を図ります。農業普及サービスを改善することにより、対象農家の生計向上を図ることを目指します。
※SHEPアプローチとは小規模園芸農家支援のアプローチであり、農家に対し、「作って売る」から「売るために作る」への意識変革を起こし、営農スキルや栽培スキル向上によって農家の園芸所得向上を目指すもの
【上位目標】
タジクSHEPアプローチに基づく普及サービスが、政府及び非政府組織(他プロジェクト含む)によって、対象地域の小規模農家に提供される。
【プロジェクト目標】
市場志向型農業促進のためのタジクSHEPアプローチが、政府及び非政府組織(他プロジェクトを含む)に対して提案される。
【成果】
成果1
プロジェクト実施体制が整う。
成果2
(1)タジキスタンの普及システム、バリューチェーン、小規模農家、ジェンダー課題についての予備調査の結果及び(2)SHEPパイロット活動の経験を踏まえ、第 2 段階実施計画が立案される。
成果3
SHEP 活動実施のための普及関係者の能力が向上する。
成果4
小規模農家対象にSHEP活動が実施される。
成果5
政府及び非政府組織(他プロジェクトを含む)を対象としたタジクSHEP実施ガイドラインが作成され、政府の実施体制についての提言がなされる。