第5回合同調整委員会 とプロジェクトシンポジウム
2026年8月31日から9月1日にかけ、合同調整委員会会議 (JCC Meeting: Joint coordinating committee meeting)とシンポジウムを開催しました。
JCC Meetingは8月31日に実施しました。毎年開催してきましたが、今回が最後です。
カセサート大学副学長Assoc. Prof. Chamaipak Maikladが議長を務め、日本側からはJICAタイ事務所の作道俊介所長、日本大使館書記官、短期専門家、そしてタイ側からはプロジェクトの主要メンバーとTICA (Thailand International Cooperation Agency) 代表、農業協同組合省農業局課長が出席しました。
主要出席者の開会挨拶に続いて、チーフリサーチャーの森川正章教授、プロジェクトマネージャーのProf. Arinthip Thamchaipenet、そしてリサーチグループの代表が5年間の活動と成果を報告し、議長やTICA代表からプロジェクトチームへのねぎらいと祝福のコメントをいただきました。
プロジェクト成果として、以下の6つの活動を通し、タイ国BCG(Bio Circular Green))経済に資するウキクサ産業技術の開発と実用化に向けた研究開発基盤を整えたことが伝えられました。
- 1 . ウキクサホロビオント資源研究センターの創設
- 2 . ウキクサホロビオントコレクション創出
- 3 . ウキクサホロビオント機能強化技術の開発
- 4 . ウキクサを原料とした有価物生産技術基盤の開発
- 5 . ウキクサホロビオント水質浄化システムの低炭素化効果の検証
- 6 . ウキクサの農家生産支援とウキクサを活用した技術の実用化の推進
最後にカセサート大学理学部長のAssoc. Prof. Wanchai Pluempanupatによる総括がなされ会議は終了しました。
プロジェクトは当初の計画通り、2026年10月4日に終了します。
JCC Meetingに引き続き、8月31日午後から9月1日午後にかけ、プロジェクトを締めくくるシンポジウム、「Japan-Thailand Duckweed & Pham* Symposium toward Thailand BCG Economy– Conclusion of the Be-HoBiD project 2021-2026」を開催し、アカデミア、政府、民間から総勢約160名の参加を得ました。
日タイ双方のプロジェクトメンバーが成果を発表し、2日目の締めくくりには「From bench to bulks - How to promote Wolffia* from research to commercialization」と題し、パネルディスカッションが行われました。
シンポジウムで共有されたプロジェクト成果が、タイのウキクサ研究、そしてビジネスに活かされることがと期待されます。
*Pham: Wolffiaのタイ語名
*Wolffia: 食用ウキクサ
今回派遣された短期専門家
| 研究班 | 氏名 | 所属 | タイ到着日 | タイ出発日 |
| G1/G3 | 森川正章 | 北海道大学 | 29/08/2026 | 04/09/2026 |
| G2 | 小山時隆 | 京都大学 | 30/08/2026 | 02/09/2026 |
| G2 | 伊藤照悟 | 京都大学 | 30/08/2026 | 02/09/2026 |
| G3 | 池 道彦 | 大阪大学 | 30/08/2026 | 01/09/2026 |
| G3 | 井上大介 | 大阪大学 | 30/08/2026 | 01/09/2026 |
| G3 | 石澤秀紘 | 大阪大学 | 30/08/2026 | 02/09/2026 |
| G4-1 | 久保田健吾 | 東北大学 | 28/08/2026 | 02/09/2026 |
| G4-2 | 松本謙一郎 | 北海道大学 | 30/08/2026 | 02/09/2026 |
| G5 | 森 一博 | 山梨大学 | 30/08/2026 | 02/09/2026 |
| G5 | 遠山 忠 | 山梨大学 | 30/08/2026 | 02/09/2026 |
| G6 | 蛯江美孝 | 国立環境研究所 | 30/08/2026 | 02/09/2026 |
| G4-4 | 田端宏充 | Saraya Co., Ltd. | 30/08/2026 | 02/09/2026 |
| G4-4 | Glen Lelyn Quan | Saraya Co., Ltd. | 30/08/2026 | 02/09/2026 |
| G5 | Karnjana Ruenpham | 山梨大学 | 30/08/2026 | 02/09/2026 |
| G3/G5 | Pham Thi Thanh Huyen | 北海道大学 | 31/07/2026 | 29/09/2026 |
*Dr. Pham T. T. H.は9月末までカセサート大で研究継続
補足:本プロジェクトは6つの研究班で構成される。
G1:ウキクサホロビオント資源研究センター(DHbRC) の創設、G2: ウキクサホロビオントコレクションの創出、G3:共生システムの解析と制御、G4:ウキクサ活用技術開発、G5:ウキクサ水処理システム、G6:社会実装
第5回JCC Meeting
シンポジウムの集合写真
主要プロジェクトメンバー。シンポジウムにて
シンポジウムで発表する短期専門家
シンポジウムで発表するタイ人研究者
シンポジウムのパネルディスカッション