家庭訪問での新しい取り組み:NCDs患者のフォローアップ
プロジェクトでは、家庭訪問を通じて高血圧や糖尿病などの非感染性疾患(NCDs)の患者を継続的に支援する取り組みを進めています。このたび、現場での活動を視察し、4軒の家庭訪問に同行しました。
どの家庭でも、看護師は患者の血圧測定や食事・運動など生活習慣の聞き取り、服薬状況の確認などを丁寧に行っていました。
その中の1例では、プロジェクトで導入した村落ヘルスセンターで実施のNCDsスクリーニングをきっかけに軽度の糖尿病が見つかった方が、1年間の看護師による家庭訪問でのフォローを受けた結果、薬を使わずに良好な状態を維持していました。
患者さんはコーラが大好きで、毎日2リットル以上飲み、大きな餃子料理「マントゥ」も頻繁に食べていたそうです。看護師はその生活習慣に注目し、「このままではどうなるか」を丁寧に説明。栄養のとり方や運動の方法を繰り返しアドバイスしました。
その結果、患者さんは看護師の助言を受け入れ、コーラをやめ、マントゥの量も減らし、体重が大きく減少。現在は薬を使わずに健康を維持しています。患者さんは「担当の看護師をとても信頼している。彼女の言葉だからこそ行動を変えられた」と話していました。
看護師も「家庭訪問での助言が家族に受け入れられ、健康の改善につながることが何よりうれしい。自分の自信にもなります」と語っていました。
このような取り組みが、地域の人々の健康づくりと看護師のやりがいの両方につながっています。プロジェクトでは、こうした現場のグッドプラクティス(良い実践例)を他の地域にも共有し、活動をさらにサポートしていきます。
家庭訪問で栄養について話をしている場面