第4回合同調整委員会(JCC)の開催
2025年7月14日、第4回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee、以下「JCC」)がサンタクルス市内で開かれました。
会合には、保健・スポーツ省、県保健局(SEDES)、市保健局、市長、各医療機関、JICAボリビア事務所、プロジェクトチームなど、合計52名が参加しました。
開催概要
開催日
2025年7月14日
開催場所
Hotel Camino Real(サンタクルス市)
参加機関
保健スポーツ省、SEDES、市保健局、各医療機関、JICAボリビア事務所、プロジェクトチーム ほか
参加者数
52名
主な目的
- 1 . プロジェクト目標及び成果の達成状況などの進捗状況の共有
- 2 . 第2期活動計画の確認
- 3 . プロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM)第3版の承認
会議の概要
今回の会議では、プロジェクトの進捗が報告され、第2期の活動方針とプロジェクト・デザイン・マトリックス(PDM)第3版が正式に承認されました。
改訂されたPDMでは、活動内容や成果の指標を見直し、より現場のニーズに寄り添った形で合意がなされました。今後は、このPDM(第3版)に基づき、人材育成と保健ネットワーク強化を軸とした活動がさらに推進される予定です。
主な協議内容
1. 保健情報の管理体制の改善
出生・死亡に関する情報を正確に記録し、共有できるよう、関係機関の協力体制をさらに強化していくことが話し合われました。
死亡データ入力・通告に関する研修実施や、統一保健情報システム(SUIS)と連携したより円滑な情報アクセスの仕組みづくりなど、保健スポーツ省より前向きな提案が出されました。
2. リファラル体制の向上
医療機関同士の連携をよりスムーズにするため、医療施設では国家規定に沿ってAJO基準を使った評価方法の整備が進められています。今後は、次回の運営委員会においてプロジェクトと関係機関は評価手法の確定を図るとともに、現場レベルの担当者の参加による実効的なデータ収集体制の構築を目指します。
3. 研修活動の継続と人材育成の強化
これまでに養成されたファシリテーター(研修実施者)が、引き続き活躍できるよう、行政決定書発行による継続雇用制度の導入、研修修了証の発行や業務時間への反映といった動機付けの仕組みづくりなど、行政のサポート体制を整えることが保健ネットワーク関係者より提案されました。プロジェクトでは研修参加者には研修終了証を発行するなど、持続可能な研修の仕組みづくりを進めています。
4. プロジェクトの持続性に向けて
プロジェクト終了後も現地の保健局職員や医療従事者等が自立して活動を続けられるよう、安定した人材・予算・運営体制の確保が大切であることが共有されました。今後もプロジェクト対象地域の医療従事者は院内伝達研修等を継続的に実施し、プロジェクト終了後も自立的に運営できる体制の確立を目指す方針が参加者内で確認されました。
関係者のコメント
SEDES保健サービス・プログラム部長
「出生や死亡の情報を正確に把握し、人材を活かしていくことは、地域の保健システムを強化するうえで大切である。これからもプロジェクトと協力して持続可能な制度構築に努めたい。」
保健ネットワーク代表者
「医療従事者の安定した雇用を確保することが、質の高い研修とサービス提供を継続する上で不可欠である。」
今後の展望
今回のJCCで協議された取り組みを着実に進めるためにはプロジェクト関係者との密な連携が必要不可欠です。保健スポーツ省、SEDES、市保健局、各医療機関、そしてJICAボリビア事務所、プロジェクトが一体となって連携を強化し、地域の保健ネットワークをさらに充実させながら、妊産婦と新生児の健康向上を目指して活動を続けていきます。
意見を述べる保健ネットワーク長
JCC議事録への署名を終えプロジェクト推進への合意を確認した後の一枚。