母子保健サービス向上に向けたスーパービジョン結果の共有会合を実施しました
2025年10月29日、保健スポーツ省にて、9月から10月にかけて実施された産科救急および新生児蘇生に関するスーパービジョンの結果を共有する会合を行いました。本会合には保健スポーツ省より 4名の担当者が参加し、プロジェクトの専門家とともに建設的かつ前向きな意見交換が行われました。
今回のスーパービジョンは、これまでの統合研修で得た学びが臨床現場でどの程度定着しているかを確認するとともに、妊婦健診、正常分娩、産科救急、新生児蘇生の実施状況を確認する重要な機会となりました。10施設を対象に行われた結果共有では、各地域の取組が着実に進んでいることが確認され、今後の改善に向けた具体的な方向性が整理されました。
会合では、スーパービジョンを通じて、更新された医療記録様式が十分に運用されていない実態が確認され、速やかな新様式への移行の必要性が確認されました。併せて、受講済み研修の施設内伝達講習実施の重要性や保健スポーツ省が作成したチェックリスト(暫定版)について、施設レベルに応じた既存のプロトコールとの整合性確保など、今後の母子保健サービス向上に向けて多くの前向きな検討が行われました。保健スポーツ省からは、新様式の医療記録様式のデジタル版での提供や施設分類に応じたチェックリスト使用基準の整理を進めるなど、改善に向けた主体的な姿勢が示されました。また、新生児蘇生に関するチェックリスト項目の追加についても検討が進められる予定で、より現場ニーズに寄り添った運用が期待されます。
今回の協議を通じ、ボリビアにおける母子保健サービスの質向上に向けて、関係者が一丸となって取り組んでいる姿勢が改めて確認されました。保健ネットワークシステム強化を通じた母子保健サービス改善プロジェクト(mersa)は引き続き、保健スポーツ省および各自治体・保健医療施設と連携し、安全で質の高い母子保健サービスの実現に貢献してまいります。
保健医療施設における新生児蘇生のスーパービジョン
正常分娩シミュレーションのスーパービジョン
産科救急対応シミュレーションの様子
スーパービジョン終了後のフィードバックを行う様子
保健省での会合の様子