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プロジェクト始動と合同調整委員会の開催

現地活動の開始

「ボリビア国救急産科ケアリファラルシステム強化プロジェクト」はボリビア国サンタクルス県における妊産婦・新生児死亡率の改善のために、県保健救急調整センターの強化、医療従事者のリファラルを中心とした母子保健サービスの能力向上、及び妊産婦死亡の分析とフィードバックの強化を目的として、2023年1月より現地へ専門家が派遣され、プロジェクト活動が本格的に始動しました。

第1回合同調整委員会の開催

専門家が現地渡航後、関係機関を訪問し、プロジェクトについての説明を行ったほか、カウンターパートと専門家が集い、ボリビア側の課題にどう対応し、ニーズに寄り添っていけるかといった活動の可能性について協議するワークショップを実施しました。同ワークショップでは、参加者26名が3つのグループに分かれ、活発な意見交換が行われました。各グループから多くの提案がなされ、これから始まるプロジェクト活動へ期待感溢れる会となりました。

このワークショップで挙げられた意見をもとに、2023年2月10日に第1回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee、以下「JCC」)が開催されました。保健省や現地カウンターパート機関等から合計62名が参加し、活動方針をはじめ、今後の活動内容やスケジュールについて合意されました。

今後のスケジュール

本プロジェクトの実施期間は、2022年4月から2027年3月までの5年間を予定しています。本プロジェクトは二段階方式(注)で実施され、第1期に位置づけられる2022年4月から2023年9月は、プロジェクトで掲げる3つの成果である保健救急調整センターの機能の強化、医療従事者の母子保健サービスの能力の向上、及び妊産婦死亡分析の強化を達成するために現状調査・分析により課題を把握し、課題に対して具体的にアプローチしていく第2期へ繋げていきます。プロジェクト初期の非常に重要な時期を迎えている本プロジェクトですが、プロジェクト関係者一同、力を合わせて励んでまいります。


(注)基本計画のみを確定した段階で迅速に協力を開始し(第1期)、協力開始後に詳細計画を策定し本格的に活動を開始する(第2期)計画策定方式のこと

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合同調整委員会にてスピーチをするサンタクルス県保健局局長Julio Cesar Koca氏

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合同調整委員会にてプロジェクトへの期待を述べるMontero市市議会議員のMaria Pilar Villaroel氏

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合同調整委員会終了後に参加者全員で写真撮影を行いました。