5Sカイゼンに関する国別研修にカウンターパートが参加しました (2025年6月)
2025年6月16日から27日まで、JICA東京センターで「5Sカイゼンを通じた保健医療サービスの基礎的な質向上」に関する国別研修が行われました。モザンビークとアンゴラを対象とした本研修には、アンゴラからプロジェクトのカウンターパートが参加しました。
研修の目的は、病院・保健医療施設で5Sカイゼン活動に取り組むために必要な能力を高めることです。「5S」とは、「整理・整頓・清掃・清潔・躾(しつけ)」の頭文字をとったもので、職場環境改善の手法です。効率的で安全・安心な医療サービスの提供を目指し、保健医療の現場でも広く活用されています。
研修では、5Sの基本に加え、JICAが推進する「5S-KAIZEN-TQM」のアプローチから職場や業務の課題を見える化し、分析・改善・標準化までを順を追って実行するための改善手順である「カイゼンの7ステップ」についても学びました。参加者たちは、自国の医療現場で抱える課題を持ち寄り、5Sやカイゼンの手法を使ってどのように解決できるかを、熱心にディスカッションしました。
また、会津若松市の竹田綜合病院での病院視察では、「院内の5Sが隅々まで徹底されていて、清潔で効率的な環境に感動した」といった声が多く聞かれました。「単なる整理整頓にとどまらず、5Sの考え方が職員の行動や意識に深く根付いており、組織全体に文化として定着していることに感動した」という感想もあがりました。視察や講義を通じて、実際のカイゼン活動をどう進めるかのヒントを得ることができました。
研修の最後には、それぞれが自国で実践するためのアクションプランを作成し、帰国後の活動に向けた強い意志を表しました。
プロジェクトでは、これらの取り組みを継続的にフォローアップするとともに、プロジェクト活動と連携しながら、現地での5Sカイゼン活動をさらに盛り上げていきます。
整理整頓の演習
竹田綜合病院視察
修了証を手に、帰国後のカイゼン活動への決意を新たに。