ウィラ州保健局が母子ケアトレーニングセンターを建設中 (2025年8月)
ウィラ州保健局内で現在準備中の母子ケアトレーニングセンターを視察しました。このトレーニングセンターは、ウィラ州保健局局長のPaulo氏の積極的なイニシアチブのもと設置に向けた準備が進んでいます。将来的には、同センターが州内外の医師・看護師・助産師に最新の母子保健教育を提供し、地域全体の出産ケアの質を向上させる拠点となることが期待されています。
当センターの設置背景には、2024年4月に実施したアンゴラ国別研修「妊産婦ケアの質改善」があります。Paulo氏はアンゴラからの研修参加者と共に日本の周産期医療施設を訪問しましたが、日本赤十字看護大学を訪問した際に母子ケア実習室を視察し、実習用の胎児・胎盤モデル、妊婦体験ジャケット、新生児モデル、そしてLDRベッドなど、多彩な教育資機材を実際に体験しました。分娩や新生児ケアの場面をリアルに再現できる充実した実習カリキュラムや、助産師学生の実際の演習の様子に触れ、教育の段階から高度な専門知識と実践的技能を備えた助産師を育成することの重要性を強く実感し、母子ケアトレーニングセンターの設置が決まりました。
本邦研修がこのような成果として現れることは、大変喜ばしいことです。また、トレーニングセンターの準備は、同州で新生児ケアの質の向上を図るプロジェクトを実施しているUNICEFの支援を得ながら進められおり、妊娠期から分娩期・産褥期の母子ケアの質の向上を担う本プロジェクトとの協働・連携という意味でもグッド・プラクティスと言えます。
母子ケアトレーニングセンターの様子
同州で新生児プロジェクトを実施しているUNIECFと共に母子ケアトレーニングセンターを訪問