LDRベッドの効果的な使用に向けた施設内研修を実施~導入から半年、改めて目的と使い方を振り返る~(2026年2月)
LDRベッドの導入から約半年が経過したこの時期に、各対象保健医療施設で施設内研修を実施しました。今回の研修では、「なぜLDRベッドを導入したのか」という原点に立ち返り、正しい使用方法とケアの在り方を改めて確認しました。
◆ LDRベッドとは?
LDRベッドは、陣痛(Labor)・分娩(Delivery)・回復(Recovery)を同じベッドで安全に行うことができる分娩ベッドです。従来の“分娩台”のように出産時だけに使うものではなく、女性が移動することなく安心して出産に臨める環境を整えるためのものです。
また、仰向けに固定するのではなく、女性が楽だと感じる姿勢を選べるよう設計されており、「尊厳あるお産」を実現するための重要なツールです。
◆ 研修で再確認したポイント
研修では、以下の点を重点的に確認しました。
- LDRベッドは“分娩台”ではなく、陣痛から産後回復までを支えるベッドであること
- 仰臥位固定ではなく、自由な体位を促進する使い方
- 分娩の進行に応じて、ベッドのすべての可動部分を適切に調整する重要性
- 各部品を実際に動かしながら、安全な操作方法を再確認
さらに、シーツや防水シーツの使用を徹底すること、使用後の即時清掃・消毒の重要性についても強調しました。これは感染予防だけでなく、機材の長期使用、そして何より次に出産する女性の尊厳を守るためにも欠かせません。
◆ 半年だからこそ振り返る
今回の施設内研修は、LDRベッドを「単なる機材」ではなく、「女性に寄り添うケアを実現するための道具」として再認識する大切な機会となりました。
今後も定期的に振り返りを行いながら、安全で、より安心して出産できる環境づくりを進めていきます。
施設内研修の様子(ウアンボ州クイマ保健センター)
施設内研修の様子(ウィラ州ルバンゴ市ウィラ保健センター)