SAAJ導入に向けた保健医療従事者・教師向け研修を実施~若者に寄り添う保健サービスの強化を目指して~(2026年3月)
アンゴラでは若年妊娠や性感染症など、若者の健康に関する課題が指摘されており、若者が安心して相談できるサービスの整備が重要とされています。
思春期の若者が安心して相談できる保健サービスを整えるため、2026年2月23日から27日にかけて、ウアンボ州において、思春期・若者向け保健サービス(SAAJ: Serviços Amigos dos Adolescentes e Jovens)に関する研修が実施されました。本研修は、国家公衆衛生局の主催のもと、国連人口基金(UNFPA)とJICAのパートナーシップのもと実施され、保健医療従事者および教師など計39名が参加しました。
◆ SAAJとは?
SAAJは、思春期および若者が安心して相談できるように設計された保健サービスです。UNFPAが中心となって推進しているプログラムで、思春期・若者特有のニーズに配慮しながら、性と生殖に関する健康の情報提供や相談、支援を行うことを目的としています。
若者が安心して相談できる環境を整えることで、望まない妊娠や性感染症、性暴力などの課題に対して早期に対応できる体制づくりを目指しています。
◆ 研修で扱われた主なテーマ
今回の研修では、若者に寄り添ったサービス提供を実現するため、以下のテーマについて学びました。
- 家族計画と性と生殖に関する健康
- 性感染症の予防
- 性暴力やジェンダーに基づく暴力への対応
- 性と生殖に関する権利
- 多様性への理解
- 若者に配慮した安心して相談できるスペースの整備
また、グループワークや実践的な演習を通じて、現場でどのように若者に寄り添ったサービスを提供するかについて具体的な方法を共有しました。
◆ 若者にとって安心できる保健サービスへ
今回の研修は、保健医療従事者と教育関係者が連携しながら、思春期・若者にとってアクセスしやすく、安心して相談できる保健サービスを整えるための重要な一歩となりました。
PROSMATEでは今後も、保健施設と学校、コミュニティの連携を強化しながら、若者の健康と権利を守る取り組みを進めていきます。
思春期・若者の健康課題について学ぶ講義の様子
思春期・若者の健康課題について学ぶ講義の様子
生理用品の選択肢として、再利用可能な月経用ショーツや布パッドを紹介
現場で活用できる教材を自分たちで作成するグループワーク
SAAJ研修参加者集合写真