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妊産婦に寄り添ったケアに関するアドボカシー会合の開催(2024年3月)

プロジェクトでは、妊産婦に寄り添ったケア・人間的なお産の実践が進むブラジルのソフィアフェルドマン病院の専門家(助産師(産科看護師)ら)からの技術支援や学び合いの促進を行っています。2024年3月の約2週間、ソフィアフェルドマン病院の2名の専門家にアンゴラに来ていただき、保健医療施設の視察やアドボカシー会合を行いました。

まず、アンゴラの現状を把握するために、ソフィアフェルドマン病院の専門家の方々にプロジェクトの対象保健医療施設を視察していただきました。その上で、国家公衆衛生局のプロジェクト関係者を交えて、妊産婦ケアの質向上に向けた具体的な推奨事項をまとめました。具体的には、分娩室内に産婦家族が付添いできる環境の確保(椅子や物品を置けるスペースの確保)、出産時の自由な体位の選択、プライバシーの確保(カーテンやパーテーションの使用)、分娩時の疼痛緩和策の推進(マッサージの実施など)、分娩室での自由な飲食などの推奨事項があげられました。

そして、2024年3月22日にウアンボ州、3月26日にウィラ州にて妊産婦に寄り添ったケアに関するアドボカシー会合1を開催しました。会合では、ソフィアフェルドマン病院の専門家とアンゴラのプロジェクト関係者が、視察での現状をふまえて今後どのような取り組みが必要かを協議しました。妊産婦に寄り添ったケア推進のための戦略をアンゴラの社会文化的背景を考慮した上で、協議する貴重な時間になりました。プロジェクトではこれらの推奨事項を、今後実施する研修内容や活動に組み込んでいきます。

一連のアドボカシー会合は大きな成功を収め、アンゴラにおける妊産婦ケアの質向上に向けた重要な第一歩がいよいよ踏み出されました。


1 アドボカシー会合とは、特定の課題に対して関心を高めたり、政策や制度の改善を促すために、関係者が集まって議論・提言する会議のことです。

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保健医療施設の視察の様子

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アドボカシー会合の様子1

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アドボカシー会合の様子2