第2回合同調整委員会の開催(2024年10月)
2024年10月2日にウアンボ州で、第2回合同調整委員会を実施しました。ウアンボ州の会場には43名、Zoomからは28名、合計71名が参加し、とても大きな会合になりました。会議では、プロジェクトの進捗報告と7月から9月に実施した妊産婦に寄り添ったケアに関する研修の成果の報告や、各保健医療施設の経験やグッドプラクティスの共有・ブラジルソフィアフェルドマン病院専門家との意見交換を行いました。多くの施設で研修後の課題となっているのは、研修に出ていない保健医療従事者への施設内研修の実施が遅れていることや、プライバシー確保のため分娩室の環境改善の必要性が挙げられました。ソフィアフェルドマン病院の専門家からは、研修後に人間的なお産の取り組みと分娩室内への付添い者に関して進展がみられていることに称賛の言葉が送られ、変化について前後比較ができるように数量的なデータを取っておくと良いというアドバイスをいただきました。
また、ベースライン調査の結果をもとにプロジェクトの目指すべき指標の目標値について協議を行い、無事に参加者全員から承認が得られました。
加えて、同日、プロジェクトで供与する妊産婦ケアの質改善のために必要な機材のハンドオーバーセレモニーも実施しました。これら機材を使って、対象保健医療施設は妊産婦に寄り添ったケアをより一層促進していきます。
保健省国家公衆衛生局プライマリ―ヘルスケア部部長によるプロジェクトの目標値の発表
ソフィアフェルドマン病院専門家を交えた意見交換会
ハンドオーバーセレモニーで妊産婦ケアの質改善のために必要な機材の供与
第2回合同調整委員会の集合写真(ウアンボ州の会場にて)