第1回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee:JCC)を開催しました(2024年10月21日)
2024年10月21日、第1回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee:JCC)がReference Testing and Agrifood Quality Services Center(RETAQセンター)で開催されました。農業農村開発省(MARD)関係局、RETAQセンターのProject Management Unit(PMU)、JICAベトナム事務所とJICA本部からの代表者およびJICA専門家が出席し、プロジェクトの進捗と今後の計画について協議を行いました。
会議では、主として(1)日本とベトナムの会計年度が異なることにより生ずる課題、(2)REATQセンターのラボで使われるシステムの機能および開発費用の分担方法、(3)MARDのレファレンスラボとしてRETAQセンターが担うべき役割、(4)RETAQセンターの人員と予算不足に係る状況、(5)今後のJCCの開催方法、(6)Project Design Matrix(PDM)改訂に関する提案について協議しました。また来年度の本邦研修計画および日本からの短期専門家によって行われる現地研修計画についても承認されました。
議長を務めたMARD国際協力局副局長のDr. Pham Ngoc Mau氏は、プロジェクト開始から滞りなく進捗していることはPMUとJICA専門家チームの連携と努力による成果であると評価した後、人員不足については関係局への迅速な対応を求めるとしたほか、会計年度の違いにより生ずる問題については、RETAQセンターとJICA専門家チームが活動や予算計画を事前に共有し、十分な調整を行う必要性を強調しました。さらに、PDMの改訂については、今後の活動の進捗を見ながら2025年中頃を目処に検討する方針が確認されました。
JICA本部からの代表者による冒頭の挨拶
活動報告を行うRETAQセンター長
会議の様子
プロジェクトチーフアドバイザーによる発表