気象レーダー活用による気象観測及び予警報能力強化プロジェクト

スリランカでは、自然災害の90％以上が天候や気候に関連しており、毎年さまざまな場所で、洪水、落雷、強風、干ばつによる被害が発生しています。このような状況に対し、スリランカ国家政策“National policy framework vistas of prosperity and splendour”では、災害管理セクターの戦略の中で災害警報システムの強化を掲げ、スリランカ気象局（DOM）は、タイムリーで正確な、気象予警報の発令と気象情報の提供を目指して、機器、技術、知識の更新を進めています。

本事業は、気象レーダーによる気象観測の確実な実施、解析能力、情報発信能力の向上を行うことにより、DOMの気象観測・予測・気象情報の発信に係る能力強化を図ります。これをもって、気象情報及び予警報が気象災害による被害の軽減の為に広く活用されることを目指します。

【上位目標】
スリランカ国において、正確な気象情報及び予警報が気象災害による被害の軽減の為に広く活用される。

【プロジェクト目標】
DOM の気象観測・予測・気象情報の発信に係る能力が向上する。

【成果】
成果１：気象レーダーによる観測を含む気象観測が確実に実施される。
成果２：気象解析能力が向上する。
成果３：DOM が雨量マップに関する特徴と利用方法について、防災関係機関へ説明する能力を習得する。
成果４：気象情報の発信能力が強化される。