母子健康手帳を通じた母子継続ケア改善プロジェクト
Project for Improving the Continuum of Care for Mothers and Children through Effective Use of the MCH handbook
実施中案件

- 国名
- ガボン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 保健医療
- 協力期間
- 2024年2月~
プロジェクト紹介
ガボンでは、妊産婦死亡率は悪化の傾向にあり、高位中所得国平均に及んでいません。また、妊婦健診を4回以上受診する妊婦の率は78%に達する一方で、産後2日以内の産後健診受診率は母子の割合は低く、産後の母子に対するケアが十分ではないことをガボン保健省も問題として認識しています。これらの健診受診率の低さの理由として、妊産婦が出産や育児に関する十分な知識を持たないことや、保健医療従事者の妊産婦に対する啓発の能力の問題が挙げられます。
本事業は、保健医療従事者の研修やモニタリング・スーパービジョンを通じた能力強化や母子手帳普及の国家計画の策定を行うことにより、同地域での母子手帳の有効活用による母子継続ケアと保健サービス利用に関する女性の知識と実践の改善を図ります。これをもってガボン全土での女性の知識と実践に改善に寄与するものです。
【上位目標】
ガボンにおいて、母子健康手帳の有効活用により、女性と子どもの保健サービスの利用及び家庭での実践が向上する。
【プロジェクト目標】
対象地域において、母子健康手帳の有効活用により、女性と子どもの保健サービスの利用及び家庭での実践が向上する。
【成果】
成果1
対象地域において、保健医療従事者が母子健康手帳を効果的に活用するための能力(妊婦健診、分娩、産後健診、子どものケア、予防接種、マラリア予防、個別カウンセリング、集団健康教育等)が研修を通じて強化される。
成果2
対象地域において、保健医療従事者が母子健康手帳を効果的に活用するための能力(妊婦健診、分娩、産後健診、子どものケア、予防接種、マラリア予防、個別カウンセリング、集団健康教育等)がモニタリング及びスーパービジョンを通じて強化される。
成果3
母子健康手帳の普及のための国家計画が策定される。