感染症検査ネットワーク強化プロジェクト
Project for Strengthening the Philippine National Health Laboratory Network for Infectious Diseases
実施中案件

- 国名
- フィリピン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 保健医療
- 協力期間
- 2022年7月~2026年7月
プロジェクト紹介
フィリピン共和国は、2009年のインフルエンザA(H1N1)の流行以降、国立検査室を支援する5つの地方検査室を設立し、国立検査室ネットワーク創設のための国家枠組を制定し、感染症サーベイランスに関する国立・地方検査室の役割拡大に取り組んできました。しかし、新型コロナウイルス感染症の流行を受け、大量の検査を行う能力の限界、保健施設・地方検査室と保健省・国立検査室間の報告の遅れ、リスク評価ための不十分な能力等の課題が確認され、感染症検査・警戒体制の脆弱性が露呈しています。
本事業は、フィリピンのモデル地域において、中央・準中央・地域検査室ネットワークの強化、中央・準中央検査室のゲノム解析能力の強化、中央・地域のサーベイランスデータ分析能力の強化を行います。これによって、機能的な情報システムを備えた感染症検査室ネットワーク構築を図り、もってフィリピンの検査室データに基づく感染症サーベイランス体制強化を目指します。
【上位目標】
検査室データに基づく感染症サーベイランス体制が強化される。
【プロジェクト目標】
対象感染症に対する機能的な情報システム13を備えた検査室ネットワークが構築される。
【成果】
成果 1
中央・準中央・地域検査室ネットワークが強化される。
成果 2
中央・準中央検査室における感染症のゲノム解析能力が国家サーベイランス計画に沿う形で強化される。
成果 3
中央・地域のサーベイランスデータ分析能力が強化される。