公共交通指向型開発(TOD)能力開発プロジェクト
Project for Capacity Enhancement for Transit Oriented Development
実施中案件

- 国名
- フィリピン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 都市開発・地域開発
- 協力期間
- 2023年7月~2025年6月
プロジェクト紹介
マニラ首都圏では、急激な人口増加・過密化に伴う交通渋滞や大気汚染への対応として、我が国の支援のもと複数の都市鉄道の整備が進められています。フィリピン政府は、公共交通指向型開発(TOD)を通じて、鉄道利用の喚起と駅周辺の利便性向上を通じた都市環境改善を進めていますが、その規範となるガイドラインやコンセプトプランが整備されていない状況にあります。またTOD推進に必要な関係機関の役割分担や利害調整方法が明確でないことも課題です。
本事業は、マニラ首都圏において、フィリピン基地転換開発公社(BCDA)の地下鉄沿線保有用地の開発を促進するため、TODのモデルケースとTODガイドライン等を策定します。これにより、BCDA及び関係機関のTOD計画・実施能力の向上を図り、もって公共交通を軸とした都市開発や地域拠点開発の促進を目指します。
【上位目標】
公共交通を軸とした都市開発や地域拠点開発が促進される。
【プロジェクト目標】
BCDA及び関係機関によるTODの計画及び実施に係る能力が向上する。
【成果】
成果1
BCDAと関係機関におけるTODの理解増進と関係機関調整の枠組みが実践される。
成果2
対象とする地下鉄沿線及び駅周辺地区のTODコンセプトプランが策定され、実現に向けた手続きが確認される。
成果3
TODコンセプトプランを踏まえ、特定されたモデル用地 TOD 事業計画が策定される。