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(キリバス)子ども向け摂取可能な自生野菜・果物普及ポスター作成

キリバスでは、子どもの栄養失調、特に、鉄分やビタミンAなどの微量栄養素不足が健康課題のひとつとなっており、90%以上の子どもが、栄養の偏った食事を摂取しているとの報告がなされています(UNICEF、2022)。特に南タラワ島が環礁の上にあることから、土壌の性質上、野菜や果物を育てるには厳しい環境にあり、市場で売られている野菜も高額です。このような状況下、キリバス保健医療サービス省(MHMS)は、環礁地帯の環境にも適した食用の自生植物や、自宅栽培が比較的しやすい果物(パパイヤ、パンダナス等)を積極的に摂取するよう呼び掛けています。
日頃から野菜を食べる習慣の有無を把握することも重要です。本プロジェクトで実施したベースライン調査からは、子どもたちの野菜・果物の摂取頻度を向上させるためには「野菜嫌い」の克服を後押しする必要があることが分かりました。

MHMSは、これまでにも複数の栄養関連ポスターを制作・配布していますが、幼稚園や小学校を対象としたものはありませんでした。多くの学校、特に幼稚園では教育省からの教材の配布等は限られており、子ども向けの教材や掲示物のほとんどは教師の手作りによるものです。加えて、ベースライン調査結果からは、保護者の最高学歴が幼稚園、小学校という回答も1割程度見られました。そのため、子どもたちはもちろん、多様な背景を持つ保護者に対しても直感的に伝わるシンプルで分かり易いメッセージを共有する必要が示されました。

本プロジェクトでは、栄養課と連携し、子どもを対象にMHMSが推奨する摂取可能な自生野菜・果物のポスター開発を行うこととしました。作成にあたっては、子どもたちの心理的ハードルを下げる親しみやすい絵柄を採用し、キーメッセージをシンプルに絞り込みました。また、遠くから認識できるよう1枚につき1品目を大きく掲載したほか、ユニバーサルデザインへの配慮や、現地での再版のしやすさを考慮するなど、実用性と視認性に留意しました。内容は、UNICEF、WHO、FAO、教育省等の協力を得ながら最終化し、年齢に応じた望ましい言語(低学年向けのキリバス語、高学年向けの英語)の2種類を作成しました。

試作されたポスターは大変好評で、WHOや農業関連団体からも活動に使用したいとの声がかかり、各所への配布が進んでいます。MHMSからは、離島の幼稚園、小学校・中学校での健康活動で活用したとの報告も届いています。現地での声をもとにポスター内容の微修正を行い、プロジェクト期間中に最終化する予定です。

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キリバス離島のクリニックに届けられたポスター
(2025年11月)