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(キリバス)子どもの栄養失調の早期発見・治療のための体制づくり

キリバスでは、5歳未満の子どもの発育阻害有病率が14.2%、消耗症有病率は3.5%(2022年)と依然として高く、栄養失調は深刻な課題です。本プロジェクトのベースライン調査において、南タラワ島全域のクリニックでは、栄養失調児発見後の治療・搬送方法が標準化されておらず、重度急性栄養失調(SAM)や中等度(MAM)の症例に対し、適切な医療介入が行われていないケースがあることが示唆されました。

(1)3日間研修の実施(栄養/急性栄養失調/健康危機時のメンタルヘルス)
この課題に対し、当初の計画に「急性栄養失調」を研修テーマに加え、南タラワ全域の看護師・ナースエイドを対象とした3日間の研修を実施しました。2025年3月の第1回研修から、5月の第2回、7月の指導員研修(TOT)まで計3回を開催した結果、南タラワ島内の9割のクリニックスタッフが、栄養・急性栄養失調・メンタルヘルスの3つのテーマについて習得することができました。

(2)クリニックにおける栄養失調児の治療・搬送の標準作業手順書(SOP)およびガイドラインの開発
研修の実施を通じて、現場からは「クリニックに栄養治療食(RUTF注1)の在庫がなく即応できない」「外来治療(Outpatient Therapeutic Program:OTP)フォームの記入をクリニックでもできるようにしてほしい」といった、理論と実践の乖離を指摘する声が多数上がりました。
これらの現場の声を反映させるべく、2025年4月にキリバス保健医療サービス省(MHMS)、UNICEF、WHOを交えた協議を行いました。その結果、クリニックレベルでの治療・搬送方法の見直しが決定し、以下の成果品が開発されました。

新たなSOPの導入とUNICEFとの連携によるRUTFの常備化により、複雑な症例を除く栄養失調児に対し、クリニックで直接RUTFを提供(SAM:2袋、MAM:1袋)し、対応できる体制が整いました。平時から効率よく実施できるこの簡素化されたアプローチは、健康危機時にも強いプライマリーヘルスケアの体制を確立することに寄与しています。開発されたチャートは、現在、MHMSの主導により各離島への普及が進められています。

注1:RUTF(Ready to Use Therapeutic Food):そのまま食べられる栄養治療食。栄養価が高く、携行しやすいため、栄養失調児が発見された場合に摂取することを推奨される。

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3日間研修(栄養)クッキングデモの様子
(2025年3月3日)

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3日間研修(急性栄養失調)開発したチャートの説明
(2025年5月15日)

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南タラワ内の各クリニックに配布されたOTPフォームと登録台帳
(2025年11月15日)