第一回プロジェクト合同調整委員会(JCC)を開催しました。
2024年9月4日、第一回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee, 以下「JCC」)を首都タラワで対面・オンライン形式で実施しました。JCCには、JICAプロジェクトメンバーをはじめ、キリバス保健省関係者、キリバス教育省関係者、キリバス農業書関係者、世界保健機構(WHO)、ニュージーランド外務貿易省(MFAT)キリバス日本国大使館、JICA本部人間開発部、JICAフィジーオフィス、JICAフィールドオフィス等が参加し、プロジェクト進捗や今後の計画・課題等について議論しました。
今回のJCC会議は、①5月~6月にかけて実施されたベースラインサーベイの結果の発表、②ワークプランの発表と承認、③プロジェクトデザインマトリックス(PDM)の変更と承認、を目的としました。
中でも、ベースラインサーベイの結果発表は、多くのプロジェクト関係者の関心を引き、質疑応答が活発に行われました。ライフコースアプローチの中でも、今まで焦点があまり当てられてこなかった、3~10歳の子供に対する栄養分野の強化を目的とした活動が本プロジェクトには含まれています。栄養失調と肥満の両方の課題が平行して存在するキリバスにおいて、この年齢層の子供たちはちょうどその過渡期にあたることがわかりました。このベースライン調査で発見された結果を十分に活用しながら、今後のプロジェクト活動を推進してまいります。
総括による発表の様子
内田在キリバス日本国代理大使のご挨拶の様子