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ジェンダー活動強化に向けたワークショップを開催しました

2026年7月、プロジェクトでは、委託先であるNGOパートナーの職員を対象に、ジェンダー活動の強化を目的としたワークショップを開催しました。ワークショップでは、プロジェクトが推進するCBNRM(Community-based Sustainable Natural Resource Management:住民参加型天然資源管理)におけるジェンダーアクションプラン(Gender Action Plan: GAP)の進捗を共有するとともに、今後のコミュニティ支援に向けた連携のあり方について意見交換を行いました。

プロジェクトではGAPに基づき、生計向上活動への女性参加率40%以上を目標として設定するとともに、各村へのジェンダー担当者(Gender Focal Point: GFP)の配置を進めるなど、男女がよりバランスよく活動に参加できる環境づくりに取り組んできました。

ワークショップでは、これまでの取り組みの成果についても共有されました。参加者からは、女性の声が会議や意思決定の場で以前よりも反映されるようになったことや、プロジェクトが支援する植林や農業などの生計向上活動に女性が積極的に参加していることが報告されました。また、プロジェクト開始2年目以降には、自らリーダーに立候補する女性も現れるなど、コミュニティにおける女性の主体的な参画が広がりつつあることが紹介されました。さらに、「女性の参加がコミュニティ内の協力体制の強化につながった」との意見もあり、ジェンダー活動の効果が着実に現れていることが確認されました。

一方で、GFPは地域のジェンダー課題を把握し、月次報告を通じて状況を共有する重要な役割を担っていますが、地域内での役割が十分に浸透していない面もあることが指摘されました。今後はGFPがより積極的な役割を果たせるよう、さらなる能力強化が必要であることも共有されました。

午後のセッションでは、来年以降のジェンダー活動強化に向けた課題や準備について議論しました。その中で、健康と生活の質の向上に関わるテーマとして「栄養改善」の重要性が共有されました。そこで、栄養改善を専門とするJICA海外協力隊の首藤由佳隊員を招き、東ティモールで実施している栄養改善活動や絵本教材について紹介していただきました。参加者からは、「これまで栄養に関する知識が十分ではなかったが、今回紹介された教材を活用しながらコミュニティでも栄養改善に取り組んでみたい」といった前向きな意見が寄せられました。

今回のワークショップは、これまでのジェンダー活動の成果や課題を振り返るとともに、NGOパートナーとの協働をさらに強化するための重要な機会となりました。今後も、コミュニティの包摂的かつ持続的な発展に向けて、NGOパートナーと連携しながらジェンダー活動を推進していきます。

グループワークでジェンダー活動の成果や課題を整理するNGOスタッフ

首藤隊員による栄養改善に関するセッション