電力系統計画・運用能力向上プロジェクト
The Project for the Improvement of Planning and Operation of Power System
実施中案件

- 国名
- パプアニューギニア
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 情報通信技術
- 協力期間
- 2021年12月~
プロジェクト紹介
PNG 電力公社(PPL )は都市部を中心に電力を供給しており、国全体の電化率は推定 20%に留まり、人口の8割以上が住む農村地域に電力を供給できていない現状です。これ対し、政府は電化率を2030年までに70%に向上させる野心的な方針を掲げています。しかし、PPLは現状の系統計画・運用面で大きな課題を抱えており、電化済みの地域においても、送配電設備における維持管理不足から、広範囲にわたる停電が頻発するなど、電力供給が安定しておらず、経済活動、公共サービスの質等に大きな影響を与えています。
本事業は、PNG電力公社(PPL)が管理する電力系統において、系統計画策定能力及び送電線、変電所の維持管理能力の強化を行います。これをもって、電力系統の計画及び運営維持管理能力の向上を図り、系統の信頼性及び質の向上に寄与するものです。
【上位目標】
電力の供給信頼度及び品質が向上する。
【プロジェクト目標】
PPL が自らの手で的確な送電系統計画の策定及び送電線、変電所の維持管理を行う。
【成果】
成果1:系統計画策定能力が強化される。
成果2:送電線と変電所の維持管理が強化される。
成果3:保護協調の計画策定及び運用能力が強化される。
成果4:人材育成に関する持続可能な枠組みが構築される。