ナイロビ首都圏公共バス運営改善プロジェクト
Project for Capacity Building for Bus Operation Policy and Management in Nairobi Metropolitan Area
実施中案件

- 国名
- ケニア
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 運輸交通
- 協力期間
- 2022年4月~
プロジェクト紹介
ナイロビ首都圏において、都市鉄道が無い中、バス・マタツは主要な公共交通機関となっています。一方で時刻表の整備、定時運行等は実現できておらず、スピード超過、道路渋滞の頻発等から安全性に問題が指摘されるなど、そのサービスレベルは十分ではありません。政府は運輸インフラ分野における課題として、首都圏の交通渋滞を挙げており、その課題解決に向けてバスの定時運行の必要性、交通安全等の強化に向けて車両の大型化に加えて業界の適正化が必要と考えています。
本事業は、ナイロビ首都圏において、バスサービスの現状分析、包括的な公共交通体系の検討、持続可能な行政管理体制の提案、行政機関及びバス事業者の能力向上、ジェンダー及び交通弱者主流化に向けた体制の構築を行います。これによって、当該地域の公共交通における関係機関の所掌範囲の理解促進と調整能力の強化を図り、もって、ナイロビ首都圏のバスサービスの質の向上を目指します。
(1)上位目標:ナイロビ首都圏のバスサービスの質が向上する。
(2)プロジェクト目標:ナイロビ首都圏の公共交通における行政管理体制と多数存在する関係機関それぞれの所掌範囲についての理解促進が進み NaMATAの能力が強化される。
(3)成果
成果1:ナイロビ首都圏における公共交通サービスが明確化される
成果2:ナイロビ首都圏における包括的な公共交通体系が分析・整理される
成果3:持続可能な公共交通サービスの運営管理システムを構築する
成果4:行政機関及びバス事業者の能力が向上される
成果5:公共交通分野においてジェンダー及び交通弱者主流化に向けた持続的な体制が構築される