カンボジアにおけるサイバーセキュリティキャパシティ成熟度評価の実施（2023年9月25日～28日）

当プロジェクトでは、カンボジアの国家サイバーセキュリティ能力の成熟度を評価するために、オックスフォード大学のグローバルサイバーセキュリティキャパシティセンターが開発した評価手法であるCybersecurity Capacity Maturity Model (CMM)を利用したサイバーセキュリティの成熟度評価を行いました。この評価を実施するために、オックスフォード大学より3名の研究者を招へいし、カンボジアのサイバーセキュリティに関連するステークホルダーとのコンサルテーション会議を9月25日から28日の間で行いました。ステークホルダーとして省庁、教育機関、民間企業、援助機関といった様々な組織から合計164名がこのコンサルテーション会議に参加しました。オックスフォード大学の研究者がこのコンサルテーション会議で得られた情報を集約し、下記5つのDimensionでカンボジアのサイバーセキュリティの成熟度を5段階評価しました。さらに、この評価結果と成熟度を向上させるための推奨事項が報告書にまとめられました。当プロジェクトでは評価結果をプロジェクトの指標に取り入れ、また、MPTCは推奨事項をカンボジアのサイバーセキュリティの環境整備を推進するための政策文書の検討に活用する見込みです。