CDPレビュー
2024年5月、カンボジア郵政通信省(Ministry of Post and Telecommunications, MPTC)のICTセキュリティ局職員9名に対して、第1回キャリア開発計画(Career Development Plan, CDP)(注)レビューが実施されました。
昨年12月に本プロジェクトで実施したCompTIA Security+準拠のカスタム研修に加え、日本の外務省の無償資金協力によって導入予定のSOC(Security Operation Center)機材の機材サプライヤーによる研修(2024年3月)、米国大使館支援による「サイバー脅威トレーニング」(2024年4月~5月)などを前回の個別面談以降に受講していたことから、全員がスキルアップしているという評価結果となりました。
今後もCDPに基づいた研修を継続して実施し、その効果を評価していきます。次回のレビューは、2024年11月頃を予定しています。
(注)キャリア開発計画(CDP)とは、対象職員のセキュリティ業務における役割と業務内容を簡潔に記載し、業務に必要な能力と本人の希望に基づいた研修計画のことです。職員一人一人と個別に面談して作成し、半年ごとにレビューを実施して能力向上の程度を確認します。昨年11月に作成したキャリア開発計画に沿って実施した研修を振り返り、その成果を評価して次の研修計画に役立てることが目的です。事前にアンケート用紙を対象者とその上司に配布し、1人ずつ30分から1時間程度かけて丁寧に面談を行います。
インタビューの様子(左側がインタビュー対象の職員、右側2名はプロジェクト専門家)