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普及啓発研修:Guidance for CSIRT Formulation and Incident Handlingの開催(2026年1月23日)

2026年1月23日、カンボジア国内の政府機関、重要情報インフラ事業者、教育機関を対象に普及啓発研修「Guidance for CSIRT Formulation and Incident Handling」をプノンペンにて開催しました。

本プロジェクトでは、カンボジア国内の各組織におけるCSIRT(Computer Security Incident Response Team)の運営能力強化及び普及啓発を目的とした公開資料の作成を進めています。今回の普及啓発研修は、各組織でCSIRTを設立・運用するための知識、インシデント対応の基本的な手法を習得することを目的に「CSIRT設立ガイド」、「インシデント対応マニュアル」の記載内容をもとに、郵政電気通信省(Ministry of Post and Telecommunications, MPTC)職員が研修計画策定と研修運営を務めました。

(1)CSIRT設立ガイド/CSIRT Formulation Guide
CSIRT設立における7段階の構築プロセス(準備・戦略、ガバナンス、チーム編成、技術・ツール、運用プロセス検討、訓練・シミュレーション、運用開始と改善)を体系的にまとめた資料。
(2)インシデント対応マニュアル/Incident Handling Manual
CSIRT向けのインシデント対応の基本プロセス(検知・分析、封じ込め、根絶、復旧、事後対応)を国際標準を参考に解説した資料。
(3)インシデント対応プレイブック/Incident Handling Playbook
インシデント発生時に参照可能な標準作業手順(Standard Operation Procedures, SOPs)として、各種インシデントごとに具体的な対応手順を整理した資料。

この普及啓発研修には、サイバーセキュリティに関わる部署のMPTC職員に加え、経済財政省(租税総局)、商業省やカンボジア国立銀行などの他省庁、カンボジア電力公社、民間金融機関、通信会社などの重要情報インフラ事業者、そしてカンボジアデジタル技術アカデミーなどの教育機関から、合計 29名が参加しました。

この普及啓発研修では、各組織でCSIRTの運用が促進されるよう、CSIRT設立における7段階の構築プロセスや、インシデント対応における検知から復旧、事後レビューにいたる一連の流れを、一般的な政府CSIRTの運用事例を交えて説明しました。特に、CSIRTの構築プロセスにおけるマスタープラン作成の演習に十分な時間を割き、参加者が各組織でのCSIRT設立・運用を具体的にイメージできるよう工夫されていました。

この研修で得られた知識・経験が各組織のCSIRT運用に適用され、さらに組織間・セクター間でのCSIRT連携が促進されることで、カンボジア国内のサイバーセキュリティ体制の強化につながることが期待されます。

加えて、このようにカンボジア国内のサイバーセキュリティ体制が強化されていくことは、「安全・安心なデジタルトランスフォーメーションの実現」という日本の成長戦略の目標に貢献し、日本を含むアジア地域のサイバー空間の安定化だけでなく、日本・カンボジアのサイバーセキュリティ産業の発展にも繋がることが期待されます。

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