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普及啓発研修:Guidance for CSIRT Establishment and Cyber Incident Handlingの開催(2026年6月24日)

2026年6月24日、カンボジア国内の政府機関、重要インフラ事業者、教育機関を対象に、普及啓発研修「Guidance for CSIRT Establishment and Cyber Incident Handling」をプノンペンにて開催しました。

本プロジェクトでは、カンボジア国内の各組織におけるCSIRT(Computer Security Incident Response Team)の設立・運営能力強化を目的として、CSIRT設立およびインシデント対応に関する普及啓発資料の整備を進めています。

本研修は、各組織においてCSIRTを効果的に設立・運用するための知識習得に加え、サイバーインシデント発生時の対応手順を理解し、実践的な演習を通じて対応能力を向上させることを目的として実施されました。下記の普及啓発資料「CSIRT設立ガイド」、「サイバーインシデント対応マニュアル」、「サイバーインシデントプレイブック」の記載内容をもとに、郵政電気通信省(Ministry of Post and Telecommunications, MPTC)職員が研修の計画策定と運営を務めました。

(1)CSIRT設立ガイド/Guide to CSIRT Establishment
CSIRTの設立および運営に必要な考え方や体制整備のポイントについて解説し、組織内でのCSIRTの役割、機能、運営体制の構築方法の体系的な理解を促す資料。
(2)サイバーインシデント対応マニュアル/Cyber Incident Handling Manual
サイバーインシデント発生時の基本的な対応プロセスについて、インシデントの検知・分析から封じ込め、根絶、復旧、事後対応に至る一連の流れを整理し、実践的な対応手順について、国際標準を参考に解説した資料。
(3)サイバーインシデントプレイブック/Cyber Incident Playbook
インシデント発生時に参照可能な標準作業手順(Standard Operation Procedures, SOPs)として、各種インシデントに応じた具体的な対応手順を整理した資料。

この普及啓発研修には、内務省、外務国際協力省、経済財政省などの政府機関に加え、カンボジア電力公社、プノンペン水道公社などの重要インフラ事業者、そして教育機関から、合計 36名が参加しました。

本研修を通じて、参加者はCSIRT設立の基本的な考え方や運営手法、サイバーインシデント発生時の対応プロセスについて理解を深めることができました。今後、研修で得られた知識や経験が各組織におけるCSIRT体制の整備や運用改善に活用されるとともに、研修後に構築されたSNSでの連絡体制を通じて組織間・セクター間の連携がさらに強化されることで、カンボジア全体のサイバーセキュリティ対応能力の向上につながることが期待されます。

なお、本活動は、日本成長戦略の17の戦略分野の一つである「デジタル・サイバーセキュリティ」分野に関連し、サイバーセキュリティ人材の育成、重要インフラの強靭化、組織間連携の促進に資する取組です。また、本事業において培われた知見や経験の共有を通じ、日本を含む地域全体のサイバーセキュリティ向上への貢献が期待されます。