第３回研修　Comprehensive Cybersecurity（2回目）

2024年6月24日から28日までの5日間、2回目となるComprehensive Cybersecurity研修を実施しました。この研修は、情報セキュリティに関する国際認定資格試験を提供するCompTIA社の初級資格であるSecurity+に準じたカスタム研修¹です。対象者は、2023年12月に開催された本研修の第1回がカンボジア郵政通信省（Ministry of Post and Telecommunications, MPTC）の職員が中心であったのに対し、今回の第2回は経済財政省（租税総局、関税消費税総局）、公共事業運輸省やカンボジア国立銀行などの他省庁、カンボジア電力公社及びプノンペン水道公社などの重要情報インフラ事業者（Critical Information Infrastructure Operators, CII Operators）が中心であり、19名のサイバーセキュリティに関わる部署の職員が参加しました。

研修の内容は、脅威・サイバー攻撃・脆弱性の種類、セキュリティ技術、セキュアアーキテクチャ、アクセス管理、リスク管理、暗号化と公開鍵基盤（Public Key Infrastructure, PKI）など、情報セキュリティの基礎を広くカバーするものであり、この分野の業務に携わる者にとって非常に有用なものとなっています。今後も、プロジェクトで策定したキャリア開発計画に基づき、商用研修や独自のカスタム研修を実施していく予定です。

¹ CompTIA Security+等、商用販売されている研修ではなく、研修目的・受講者のニーズに合わせてプロジェクトが独自に設計した研修。