第4回SATREPS合同調整委員会(JCC)会議の開催
ブータンの胃がん予防を支えるSATREPSプロジェクトは、最終年度に向けて大きく前進しています。
2026年7月24日、SATREPSプロジェクト「ピロリ菌感染症関連死撲滅に向けた中核拠点形成事業」の第4回合同調整委員会(JCC)会議が開催されました。 本会議には、王立医科大学(KGUMSB)、国立中央病院(JDWNRH)、王立疾病管理センター(RCDC)といったブータン側のカウンターパートや、日本側研究機関代表の大分大学、国立研究開発法人日本医療研究開発機構 (AMED)、JICA などが参加し、これまでの成果と今後の取り組みについて意見交換が行われました。
■ ブータンの医療現場から見える課題と期待
会議では、限られた期間で効果的に日本の優れた技術を伝えるため、日本人専門医による短期集中型の内視鏡指導のほか、オンライン研修等を活用した指導方法への期待も語られました。また、プロジェクトで開発されたピロリ菌感染を調べる新しい検査キット(ICTキット) について、日本およびブータンにおける規制承認の道筋や、必要な品質管理・製造体制を明確にする必要性が改めて確認されました。承認が進めば、全国規模の感染状況調査や診断体制の強化に大きく役立ちます。
■ プロジェクトの成果を未来へつなぐために
SATREPSプロジェクトは、検査技術の開発、内視鏡研修、耐性菌の調査など、ブータンの胃がん予防に欠かせない基盤づくりを進めてきました。会議では、プロジェクト終了後もブータンが自立して取り組みを続けられるよう、組織としての体制づくりが重要であることが強調されました。
■ 最終年度に向けて
SATREPSプロジェクトは、ブータンの胃がん予防に向けた取り組みをさらに前進させるため、最終年度も関係機関と連携しながら支援を続けていきます。日本とブータンの強い絆で、胃がんのない健やかな未来をつくっていきます
王立医科大学副学長 Dr. Kuenzang Chhezomによる挨拶
本プロジェクトの研究代表者である大分大学医学部環境・予防医学講座 山岡吉生教授による活動報告
参加者の集合写真
※山岡教授のお名前の「よし」は漢字で「土のしたに口」と記載しますが、当ホームページでは同文字に対応していないため、「吉」で代用させていただきます。