ベトナムの都市洪水対策強化に向けた国際セミナーを開催しました
JICAは、ベトナム水利協会および水利大学(Thuyloi University)との共催により、2026年8月21日、同大学において「都市洪水対策と流域管理に関する国際セミナー」を開催しました。
近年、ベトナムでは気候変動や急速な市街地の拡大の影響により、都市洪水が深刻化しています。一方で、洪水管理に関する政策・制度、計画手法、関係機関の連携強化が重要な課題となっています。
本会議では、JICA専門家としてベトナム防災・堤防管理局に派遣されている防災アドバイザーの守安専門家および「都市排水及び汚水処理の法的枠組及び管理の構築に係る能力強化プロジェクト」のチーフアドバイザーを務める青山専門家が、日本の都市洪水対策の経験を共有しました。
守安専門家は、日本における総合治水政策の発展や、流域単位での計画策定、河川管理、都市計画、排水分野の関係機関の連携・調整の重要性について説明しました。また、青山専門家は大阪府寝屋川流域の事例を紹介し、「流す・貯める・備える」の考え方に基づく都市洪水管理や、河川、排水施設、ポンプ場、貯留施設の連携について紹介しました。 本会議には、レ・コン・タイン 農業環境省副大臣をはじめ、中央政府機関、研究機関、各省の農業環境局などから多くの参加者が集まり、ベトナムにおける洪水管理と流域管理の強化に向けた活発な議論が行われ、都市洪水対策には都市排水のみならず、河川・流域管理、都市計画等の関係機関が連携して取り組むことの重要性が共有されました。
JICAは今後も、多様なパートナーと連携しながら、ベトナムにおける洪水対策の強化に貢献していきます。
青山専門家による発表
中央政府機関、研究機関、全国各地の農業環境局などから多くの参加者
レ・コン・タイン 農業環境副大臣
ベトナム水利協会のダオ・スアン・ホック会長
青山専門家の発表を受け「河川管理機関の連携が重要であるということを再確認した」とコメント
守安専門家による発表