遠隔技術を活用した医療人材能力向上体制強化プロジェクト
Project for Strengthening Capacity Development System for Health Professional through Tele-Health
実施中案件

- 国名
- ベトナム
- 事業
- 技術協力
- 課題
- 保健医療
- 協力期間
- 2024年7月10日~2029年7月9日
プロジェクト紹介
ベトナムでは、経済成長が進む中、生活習慣の変化や高齢化等により、非感染性疾患(NCDs)による疾病負荷が増大し、2020 年時点で全死因のうち NCDs による死亡割合は約 80%を占めています。医療人材の質や量等のほか、医療サービスへのアクセスや利用の公平性も課題となり、医療サービスへのアクセスが困難な山岳地域の住民の健康状況は良好ではない等、地域間の健康格差の存在が指摘されています。
本事業は、ラオカイ省(旧:イェンバイ省)や保健省において、遠隔医療に係る政策・方策の整備、対象医療施設での遠隔医療の実施、遠隔医療に関する知見共有の拡大を行うことにより、ラオカイ省及び保健省の医療人材の能力強化を図り、もってベトナムの地方部の医療サービス改善に寄与するものです。
【上位目標】
ベトナムの地方部での医療サービスが改善される。
【プロジェクト目標】
遠隔医療の実施を通じて、ラオカイ省及び保健省の医療人材の能力が強化される。
【成果】
成果 1
遠隔医療を実施するための政策・方策が保健省により策定される。
成果 2
ラオカイ省の対象医療施設で遠隔医療が実施される。
成果 3
ラオカイ省で遠隔医療の導入と活用のための研修が実施される。
成果 4
ベトナム及び日本の医療機関、大学、民間企業間で遠隔医療に関する知見共有が拡大される。