KEMRIで初となる人材育成計画書Talent Development Plan作成への協力
プロジェクトの活動により、研究者向けの組織内研修と、事務部門の職員を中心とするRMA (Research Management and Administration)分野の組織内研修の、両方の分野での研修計画・実施・実施後の振返り・評価の実践と並行し、KEMRIにとって初となる人材育成計画書(Talent Development Plan)が、プロジェクトのカウンターパートと専門家が協力して起草され、KEMRIの経営層の承認を受けて完成しました。
人材育成計画書は、KEMRIにとっての組織内研修の意義や目的などの基本的な考え方に加え、実際にKEMRIが組織内研修を行う際に、年間業務サイクルの中で、どのように計画を立て、実施までにどのように準備を行い、研修後の振返りと評価をどのように行うかなどの具体的な実施方法を、計画書フォーマットや準備のためのチェックリストなどの様々なツールも含めて収録されており、プロジェクト終了後にKEMRI人事部が中心となって組織内研修を行う際に活用できる文書となっています。また、人材育成計画書の基本的な考え方として、PDCA(Plan-Do-Check-Act)サイクルが取り入れられており、組織内研修の実践からの教訓や反省点を、次回の組織内研修計画に反映し、前回よりもより良い研修を実施するために活用することが基本に据えられています。
2023年12月に第一版が承認され、その後のプロジェクトによる活動の進捗に合わせてより発展させ、2024年10月に、内容をアップデートした第二版が承認されました。
2025年2月時点では、KEMRIは人事諸制度の見直し案の承認手続きを実施中です。この新人事諸制度では、人材育成計画書はKEMRI職員の人材育成を具体的に進めるための主要文書として言及されています。KEMRIの新人事諸制度が承認された後は、人材育成計画書は新人事諸制度と共に活用される予定です。