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本プロジェクトの最終JCC(合同調整委員会)が開催されました

2025年2月18日、ケニア中央医学研究所(KEMRI)本部において、第3回合同調整委員会(Joint Coordinating Committee)が開催されました。この委員会は、3年間のプロジェクトの終了前に成果を確認する場となりました。

KEMRI所長Professor Elijah Songok氏や人材育成の責任部門である人事部長等の幹部、KEMRI側プロジェクト関係者、日本国大使館、JICAケニア事務所、JICA日本人専門家チームが出席しました。委員会では、プロジェクト3年間の、研究分野とRMA(Research Management & Administration)分野の両方の内部研修の実施状況と、オンライン用研修素材の開発、研修受講者へのTOT(Training of Trainers)と受講者が講師として実施した研修などの人材育成の計画・実施・評価の報告がなされました。また、研修の実践と往還しながら作成されたTalent Development Plan(TDP)第二版(研究人材育成計画)※の活用方針、今後のKEMRIが内部研修の実践を組織的に行いながら目指していくことになる研究能力向上の測定方法への考察、プロジェクト完了報告書の内容等について、参加者による協議が行なわれました。

プロジェクトの終了を前に、協議の焦点は成果の持続性をKEMRIがどのように担保するかに集中しました。持続性に関連し、TDP第二版は、今後も研修の実践を踏まえてKEMRIにより改訂しながら発展させていくべき文書であり、KEMRIが承認手続きの途上にある新人事諸制度(Human Resource Instruments)と関連付けられた人材育成に関する文書として有効活用が図られることが、KEMRI幹部によって表明されました。また、プロジェクトが手掛けた学習管理システム(Learning Management System; LMS)用の研修コンテンツ制作をKEMRI自身のプロジェクトとして継続する方針が示されました。さらに、プロジェクトによるRMA研修の取組みの結果、KEMRIにおいて必要性への認識がたかまったRMAは、新人事諸制度が承認されるとRMA担当部門が新設(RMA部)される計画となっていること、RMA分野の内部研修用にプロジェクト期間中に開発されたカリキュラムをさらに改善する計画であることが共有されました。

KEMRI所長からは、「プロジェクトによって、RMAの重要性に気付き、RMA人材育成に取組むことになったことは貴重である。従来は研究者重視の組織だったが、RMA人材の育成に取組む必要性への認識が広がり、組織内の人材育成への考え方の幅が広がった。人材育成の持続性は重要であり、その際にLMSの活用は非常に重要となる。KEMRI職員の昇格には内部研修への参加状況を関連付け、KEMRI職員の研修に参加する意欲を強めたい。プロジェクトによって、日本の様々な組織・大学とKEMRIが新たにネットワークを形成できたことは、大変有意義であり、維持発展させたい」等の発言がありました。

※「成果 1:KEMRI においてモニタリング・評価体制を含めた研究人材育成計画が策定される。」に係る計画文書

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KEMRI側参加者

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RMA制度について発表するカウンターパート

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委員会終了後の集合写真