コルポスコピー検査1、熱焼灼療法2、LEEP法円錐切除術3のサポーティブ・スーパービジョン・ワークショップを開催
2025年6月30日から7月1日の2日間、カンボジア産婦人科学会(SCGO)と連携し、コンポンチャム州病院(PH)において、コルポスコピー検査、熱焼灼療法、LEEP法円錐切除術の技術の定着を確認するワークショップ(サポーディブ・スーパービジョン・ワークショップ)を実施しました。本活動は、2025年2月に実施した技術研修のフォローアップとして開催され、コンポンチャム州病院、スレイサント―郡病院、プレイチョー郡病院から11名の医師が研修生として参加しました。筆記試験、モデルを使ったデモンストレーション、実際の患者への実習セッションを行いました。機材のセットアップや手技の手順に関してまだ課題の残る研修生もおり、11名中6名が合格基準を満たすという判断となりました。今後、保健省長官兼NCD対策プロジェクト・ディレクターであるンゴフ・カン氏に報告書を提出し、合格者に対しては認定証を授与する予定です。
注1:コルポスコピーとはコルポスコープ(腟拡大鏡)という機械で子宮頸部や腟の観察を行うこと。細胞診で異常が出た場合や、HPV検査で陽性となった一部の場合に行われる。
注2:子宮頸がん治療の一つで、子宮頚部の病変部を焼灼し、異常な細胞破壊を目的とする。
注3:前がん病変や初期の子宮頚がんの場合、子宮頚部の異常組織を円錐状に切り取り、子宮を温存する。
保健省予防医療課子宮頸がん担当官およびコンポンチャム州病院院長による挨拶
集合写真
筆記試験中の様子
診察室での様子
モデルを使ったデモンストレーション
モデルを使ったデモンストレーション