コンポンチャム州病院における糖尿病サービス強化に向けた合同レビュー・ワークショップを開催
2026年2月27日に、カンボジア保健省、コンポンチャム州保健局、同州病院とともに、2025年9月から11月にかけてコンポンチャム州病院NCD外来で実施した「糖尿病サービス実態調査」の結果を協議する合同ワークワークショップを開催しました。
主な調査結果と課題
- 1 . 血糖管理: 調査対象の糖尿病患者486名のうち、約65%で血糖管理が不良(HbA1c 7%以上)でした。HbA1検査が高額なことによる未測定、医薬品の供給不足、医療者の薬に関する知識不足、患者のインスリン注射に対する不安が主な理由として挙げられました。
- 2 . 投薬: 対象者の約8%にインスリンまたは現在使用中のものとは異なる経口血糖降下薬が必要と推定されました。また、腎機能低下や心血管疾患リスクが高い症例でも、ACE阻害薬やスタチン、アスピリンなどの投薬が十分にされていない現状が浮き彫りになりました。
- 3 . 眼科受診: 糖尿病網膜症検査のためにNCD外来から眼科に紹介された患者のうち、実際に眼科を受診した患者は23%に留まっていました。検査費用の高さや健康保険の適用制限が理由として考えられますが、今後、詳細な調査を予定しています。
糖尿病サービス改善に必要な取組みとして、HbA1c検査、網膜症検診の価格見直しや公的医療保険への組み込み、中央医薬品倉庫との連携の強化、適切な食事療法に関する指導体制の整備等が検討されました。
糖尿病ケアの向上には、病院、州、そして国レベルでの連携した取り組みが不可欠です。当プロジェクトは、今後も各レベルにおける技術能力の強化を継続的に支援していきます。
参加者との集合写真
ソッティ次官による挨拶
会議の様子