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2025年第1四半期・非感染性疾患(NCD)* 進捗・データレビューワークショップの開催

2025年4月30日、コンポンチャム州保健局(PHD)にて、「2025年第1四半期NCD進捗・データレビュー」に関するワークショップが開催されました。会議には、PHD、郡保健局、支援対象病院の医療スタッフ、保健省、JICAプロジェクトチームが参加しました。

会議では様々な議題が取り上げられましたが、なかでも注目されたのは、第1四半期NCDデータの分析報告です。未入力データや記録ミスといったデータ品質の課題が明らかにされたほか、EMR(Electronic Medical Record:電子カルテ)導入に伴う混乱や村の保健支援員の交代によるスクリーニング率への影響、眼科専門人材の不足によるスクリーニング体制の課題などが共有されました。

また、保健省のITスペシャリストがEMRシステムの操作デモを行い、画面共有しながら基本機能を説明しました。EMR導入前にオンライン研修が行われていたものの、実際の運用に不安を抱える参加者が多く、活発な質疑応答が行われました。

さらにPHDのNCDチーフは、HbA1c(ヘモグロビンA1c:糖尿病の診断に用いる血糖値)試薬やEMR機材(ノートパソコン等)の調達は、各病院の責任で進めるよう強く呼びかけました。

このワークショップを通じて、実務上の課題が明らかになるとともに、データ活用とシステム整備の重要性が改めて確認されました。

JICA非感染性疾患対策プロジェクトでは、コンポンチャム州におけるNCDデータの質の向上とエビデンスに基づく意思決定による保健サービスの改善を引き続き支援していきます。


* JICAのNCD対策プロジェクトでは、糖尿病・高血圧・子宮頸がんの3疾患の対策に取り組んでいます。

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PHD職員によるNCDデータ発表に真剣に耳を傾ける参加者たち

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第1四半期NCD活動進捗状況を説明する郡保健局スタッフ

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NCDデータの質に関する課題を指摘するJICA専門家

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EMRシステムの操作を紹介する保健省ITスペシャリスト