水質汚濁防止能力向上プロジェクト

カンボジアは、外国投資資本の増加によりアジアでも屈指の年間7％という高い経済成長を維持しており、人口も増え続けています。こうした近年の急激な都市化や経済発展に伴い、都市や市街地における環境への悪影響が拡大しています。特に、カンボジアの首都プノンペン都内では、未処理雑排水が周辺河川や湖などに放流されており、環境負荷が自然浄化能力を超え、水質悪化が進んでおり、問題となっています。

本事業は、プノンペン都及びプレクトノット川流域において、環境分析ラボラトリーの検査結果の正確性と信頼性の向上、表流水モニタリング及び立入検査体制の整備、水質管理計画策定能力の向上、およびグッドプラクティスを共有することにより、表流水及び排水の適切なモニタリング・管理体制の構築を図ります。これをもって水環境改善に向けた施策の推進を目指します。

【上位目標】
水質汚濁防止閣議令に基づき、水環境改善に向けた施策が推進される

【プロジェクト目標】
水質汚濁防止閣議令に基づいた、表流水及び排水の適切なモニタリング・管理体制が整備される

【成果】
成果１
環境分析ラボの検査結果の正確性と信頼性が向上する
成果２
対象水域の表流水モニタリング及び立入検査体制が整備される
成果３
水質管理にかかる計画策定能力が向上する
成果４
水質汚濁防止閣議令の実施手法にかかるグッドプラクティスが地方州を含むステークホルダーに共有される