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エーザイ株式会社(東京都)社員向けリンパ系フィラリア症制圧に関するプロジェクト説明会を実施

エーザイ株式会社 社内向けプロジェクト概要説明会の実施(オンライン)

2026年3月6日、 エーザイ株式会社(東京都文京区)サステナビリティ部(以下、「エーザイ」)からご依頼を受け、同社社員の方々に向けて、本プロジェクト「リンパ系フィラリア症対策プロジェクト」の概要説明会をオンライン形式で実施 しました。説明会では、本プロジェクトのチーフアドバイザーがパワーポイント資料や活動写真を用いて説明を行い、日本側の昼時間帯にもかかわらず 60名以上の方々にご参加 いただくなど、関心の高さがうかがえました。

エーザイと本プロジェクトとの関係としては、パプアニューギニア(以下、「PNG」)におけるリンパ系フィラリア症(以下、「LF」)対策において、同国保健省の主導のもと、同社製品であるジエチルカルバマジン(DEC)錠を使用薬剤の一つとして活用しています。DEC錠は世界保健機関(WHO)を通じてLFの蔓延国の一つであるPNGに無償提供されており、本プロジェクトは同保健省と連携し、首都ポートモレスビーから各州への活動物品を含む医薬品の輸送および配送支援や、集団投薬(以下、「MDA」)活動の監修支援等を実施していることから、継続的な連携を行っています。

説明会では、PNGにおけるインフラ未整備地域での物資配送の課題や、現地の実情に応じた工夫による供給体制についてお伝えしました。あわせて、質疑応答では、PNG政府における他国やドナーからの支援の受け止め方や反応、LFのMDAにおけるアジスロマイシン薬剤使用の背景、媒介蚊の種類、MDA実施経費の構成、さらには医薬品がラストマイルに至るまでの課題や現場の状況への反応等、多岐にわたる観点から多くのご質問・感想をいただきました。

最後に、エーザイをはじめ、LF対策に必要な医薬品を対象国へ無償提供いただいている製薬企業の貢献に対し、改めて謝意を表しました。 こうした取組は、日本企業の知見や技術を活かした官民連携による国際協力の一例であり、LF対策の推進において重要な役割を果たしています 。今後も、民間企業との連携を通じて、対策のさらなる推進に取り組んでまいります。

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オンライン説明会の様子(於JICAパプアニューギニア事務所)

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エーザイ株式会社によるSNS投稿(Facebook)

※参考情報

エーザイ株式会社による本説明会に関するSNS投稿(Facebook)(2026年4月11日付)(外部サイト)

コロナ禍における感染対策支援物資の活用

DEC錠の継続的な提供に加え、過去には2021年4月にエーザイより、 PNGにおける新型コロナウイルス対策支援として、使い捨てマスク5万枚および使い捨て手袋3万5千枚が同国保健省に寄贈 されました。これらの物資は、 保健省および関係者等によって適切に配布・活用され、主にLF対策のMDA実施時に使用されました

本支援により、コロナ禍という厳しい環境下においても感染対策を講じながら活動を継続することが可能となり、 現場の安全確保および活動の円滑な実施に寄与 しました。

エーザイによるご支援と活動への多大な貢献に、改めて深く感謝申し上げます。

表1. エーザイによる新型コロナ支援物資の配布実績

使用時期 活動州 活動内容 物資内容 数量
2022年4月頃 東ニューブリテン州(ENBP) 第2回LF・MDA実施 使い捨てマスク
使い捨て手袋
28,000枚(14箱分)
20,000枚(20箱分)
2023年11月頃 西ニューブリテン州(WNBP) 第1回LF・MDA実施 使い捨てマスク
使い捨て手袋
22,000枚(11箱分)
15,000枚(15箱分)
・上記、本プロジェクト調べ。

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ヘルスワーカー(使い捨て手袋を着用)が住民にLF薬剤を渡す様子(WNBP・Mosaヘルスセンター、2023年11月撮影)

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ヘルスワーカ―(使い捨てマスク着用)が受付する様子(WNBP・キンべ付近、2023年12月撮影)

※参考情報

エーザイ株式会社「COVID-19対策物資支援に対してパプアニューギニア保健省から感謝状を受領」(2021年8月30日付)(外部サイト)