シミュレータ授与式を行いました。
2024年4月、モンゴル日本病院(以下、日モ病院)看護部に採血・静注シミュレータを贈呈しました。
このシミュレータ機器は、手技の技術的なトレーニングとともに、看護場面を設定して看護実践の学習につなげるなど、臨床場面における行動や知識、技能、態度を習得するためのツールとして活用することができます。
昨年11月、愛媛大学医学部附属病院で行われた本邦研修では、日本の臨床現場における看護職員研修の実施体制を学んだり、スキルスラボの見学をしたりする中で、日モ病院における研修体制を一層強化すること、新人看護職員研修を充実させること、そして研修機材(シミュレータ等)の活用を通じた看護技術の向上を進めていくことの必要性が研修員間で再確認されました。
これらを受けて、現在日モ病院では、看護実践能力強化や研修体制整備に向けた活動の一つとして、採血・静注シミュレータの効果的な活用のための研修計画や活用マニュアルを作成しています。
今回贈呈したシミュレータの活用が日モ病院の看護教育に取り込まれ、安定した技術や知識を習得し、ひいては患者さんが安心して医療・看護を受けられるようプロジェクトとして引き続き支援していきます。
シミュレータ贈呈式
シミュレータの使い方を確認する看護師ら