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第3回国際看護シンポジウムを開催しました

2026年5月26日、「モンゴル日本病院における病院運営及び医療人材教育機能強化プロジェクト」の活動の一環として、第3回国際看護シンポジウム「看護教育・看護ケアサービス改革2026 -看護分野の未来と質向上に向けて-」を開催しました。本シンポジウムは、モンゴル国内の看護教育機関、医療機関、行政機関が連携し、看護教育制度の改善と標準化、ならびに看護ケアサービスの質向上に向けた方向性を共有するとともに、関係者間での議論を通じて、今後取り組むべき事項について共通認識を深める場として開催されました。

エンフアムガラン教育大臣、バットシュガル保健大臣、ダムディンドルジ国立医科大学学長をはじめ、教育省、保健省、保健開発センター(CHD)、国立医科大学、国立看護学校、私立看護系大学、看護協会など幅広い関係者が参加しました。会場には約80名が来場し、オンラインでは約80名が国内全土から参加しました、さらに、Facebookによるライブ配信は延べ15,000回以上視聴され、モンゴル国内における看護分野への高い関心がうかがわれました。

開会にあたり、教育大臣および保健大臣からは、看護はモンゴルの保健医療制度を支える重要な基盤であり、看護人材の育成、看護教育の質の向上、臨床実践能力の強化、卒後研修体制の充実に継続して取り組む必要があるとの認識が示されました。両大臣の発言を通じて、モンゴル国として看護分野の改革を重要政策の一つとして位置づけ、人材育成とサービスの質向上を一体的かつ継続的に推進していく方針が示されました。また、JICAモンゴル事務所の宮城兼輔所長により、これまでJICAが日モ病院の設立・運営支援ならびに医療従事者の卒後研修体制強化を支援するプロジェクト等を通じて医療人材育成を支援してきたことが紹介されました。また、教育省や国立医科大学による卒前教育の改善・標準化の取組と、保健省および保健開発センターとの連携により、クリニカルラダーや新人看護職員研修の導入が進められていること、卒前教育から卒後教育へとつながる一貫した看護教育体制が着実に構築されつつあることが紹介されました。

基調講演では、徳島大学の谷岡哲也教授が「卒後・現任教育における人中心の看護の実践と看護診断による看護の質の改善」をテーマに講演し、患者一人ひとりの価値観やニーズを尊重する人中心の看護の考え方と、その実践を支える継続教育の重要性について講演しました。

また、高知大学の大坂京子教授は「モンゴルの保健課題解決に向けた看護教育の展望」をテーマに講演しました。講演では、学部における看護教育の質向上と専門職としての看護師の能力強化が、今後のモンゴルの保健医療課題の解決に不可欠であることが示されました。

続くパネルディスカッションでは、国立医科大学看護学部長、日モ病院看護担当副院長らが登壇し、看護教育制度の改善、人材育成、卒前・卒後教育の接続、看護サービスの質向上に向けた課題と展望について活発な議論が行われました。特に、教育機関と医療機関が連携した実践的な教育体制の構築や、看護師のキャリア形成を支える制度整備の必要性について、多様な視点から意見が交わされました。

本プロジェクトでは、日本モンゴル病院を拠点として、新人看護職員研修の整備、クリニカルラダーの導入、人中心の医療サービスの推進など、看護の質向上に向けた取組を進めています。今回のシンポジウムは、これまでの成果を関係者間で共有するとともに、看護教育制度の改善・標準化、看護ケアサービスの質向上、今後取り組むべき事項について関係者間で議論し、今後の看護分野における戦略計画の策定に向けて、制度改革や人材育成の方向性について共通認識を形成する機会となりました。

本プロジェクトでは今後も、教育省、保健省、国立医科大学、日モ病院をはじめとする関係機関と連携しながら、モンゴルにおける看護教育の充実と、より質の高い医療サービスの提供に向けた支援を継続してまいります。

<保健省ニュース>
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<教育省ニュース>
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<医科大学ニュース>
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シンポジウム全体写真

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エンフアムガラン教育大臣(開式の辞)

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シンポジウムの様子
(左から、ダムディンドルジ国立医科大学学長、バットシュガル保健大臣、エンフアムガラン教育大臣、JICAモンゴル事務所宮城兼輔所長)

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バットシュガル保健大臣(開式の辞)

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ダムディンドルジ国立医科大学学長(開式の辞)

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JICAモンゴル事務所宮城兼輔所長(開式の辞)

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シンポジウムの様子(目的説明)

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シンポジウムの様子(左から、徳島大学谷岡教授、高知大学大坂教授)

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シンポジウムの様子(保健省代表)

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パネルディスカッションの様子(左から、トゥヤ保健省戦略計画局長代理、オドゲレル保健開発センター長、高知大学大坂教授、ガンホヤック日本モンゴル病院看護担当副院長)