「総合演習:CSIRT」「総合演習:SOC」「マルウェア分析」科目開発とトレーニング実施
当プロジェクトにおいて、以下3科目の科目開発と、教員向けトレーニングを実施しました。
この3科目は、インドネシアサイバーセキュリティ人材育成プロジェクトにて開発・利用されている科目をベースに、モンゴル向けにローカライズすることで科目開発とトレーニングを実施しました。
■総合演習: CSIRT (Cyber Security Incident Response Team; インシデント対応チーム)
インシデント対応チーム(CSIRT)に関する実践的なスキルを習得するための科目です。トレーニングは2024年12月16~20日に実施され、モンゴル科学技術大学、モンゴル国立大学、Public CSIRT、National CSIRTから20名が参加しました。
本科目では、CSIRTの設立・運用、インシデント対応、脆弱性管理、SOC運用、啓発活動、成熟度評価など、実践的なサイバーセキュリティ対応能力を習得します。
■総合演習: SOC(セキュリティオペレーションセンター)
セキュリティオペレーションセンター(SOC)に関する知識・スキルを体系的に習得する科目です。トレーニングは2025年1月6~10日に実施され、モンゴル科学技術大学、モンゴル国立大学、Public CSIRT、National CSIRTから21名が参加しました。
本科目では、SOCの設計・運用、脅威検知、インシデント対応、各種ツールの利用方法、脅威インテリジェンスを通じ、実践的なセキュリティ運用スキルを習得します。
■マルウェア分析
マルウェア(悪意あるソフトウェア)の分析方法を学ぶ実践的な科目です。分析技術の基礎から応用、ツールの使い方、安全な作業環境の整備までを体系的に学びます。トレーニングは2025年2月7,8,14,15,22日に実施され、モンゴル科学技術大学、モンゴル国立大学、Public CSIRT、National CSIRT、MNCERT/CCから20名が参加しました。
マルウェアの静的・動的・自動化分析技術を学び、ツールを用いた解析手法、安全な分析環境構築など実践的スキルを習得します。
CSIRT TTT
Malware TTT
SOC TTT