News#24 METRAP-Maputoエドゥアルド・モンドラーネ大学によるCDR応用技術に関する訪問(2025年10月)
METRAP-Maputoチームは、SIMPUT-Maputoプロジェクトの進捗を効果的に監視するため、SIMPUT-Maputoダッシュボードを開発しました。このダッシュボードは、最新の交通需要データに基づき継続的に更新する必要があります。本プロジェクトでは、匿名化・集計処理された通話詳細記録(CDR)を活用しており、人々の移動を可視化し、提案されているSIMPUT-Maputoプロジェクトを重ね合わせる専用CDRダッシュボードが作成されています。CDRデータの利活用および両ダッシュボードの維持管理を支援するため、METRAP-MaputoのJICA専門家はプロジェクト関係者向けに複数の研修セッションとセミナーを実施しました。
3年間のMETRAP-Maputoプロジェクトの終了が近づく中、関係者はCDR分析で習得したスキルをモザンビーク国内の他分野や学術研究にどう応用できるかに関心を示しています。2025年10月7日には、マプトのエドゥアルド・モンドラーネ大学(UEM)にて、同大学情報学部長との会議が開催されました。会議には、JICAモザンビーク事務所、JICA本部、METRAP-Maputo JICA専門家チームの代表者、および柴崎亮介教授が出席し、CDR分野における大学との今後の連携可能性について協議しました。
会議後、柴崎教授はUEMの学生を対象に「社会的利益のための持続可能なモバイルデータ分析」と題した講演を実施しました。柴崎教授は麗澤大学教授・副学長兼理工学部長であり、東京大学名誉教授でもあります。講演では、災害行動分析、公的統計収集、時空間分析、人の流れや移動パターンのマッピング、エボラやマラリアの拡散分析といった社会貢献アプリケーションなど、CDR(通信事業者記録)の多様な分野での活用が説明されました。さらに、ビッグデータ収集のための調査実施にスマートフォンアプリケーションを活用する方法や、CDRデータの活用手法についても解説が行われました。
講義終了時には、学生たちはCDRの応用例、潜在的な活用可能性、そして様々な分野におけるデータ収集・分析手法について包括的に理解することができた。この知見が、新たな関心や共同研究の機会につながることが期待されています。
- SIMPUT-Maputo: マプト首都圏都市交通における戦略実施マスタープラン2024
UEM情報学部長との面会
柴崎亮介教授による「社会的善のための持続可能なモバイルデータ分析」に関するUEM学生向け講義
集合写真