News#31 INCMに向けたCDRデータ活用の継続トレーニング(2026年5月)
METRAP-Maputoプロジェクトの一環として、JICAはマプト首都圏の都市交通計画を目的とした携帯電話データ(CDR:通話履歴データ)の活用に関する、2025年11月から2026年5月にかけて6か月にわたる包括的な研修プログラムを支援しました。週次で開催されたこの研修は、モザンビーク国立通信機構(INCM)の職員及びインターン生を対象に、匿名化されたモビリティデータを安全かつ適切に取り扱い、解釈するための技術的能力の強化を目的として実施されました。
研修では、JICA専門家や東京大学発のスタートアップ企業であるLocationMind株式会社の講師の指導の下でオン・ザ・ジョブ・トレーニング(実地研修)形式で実施され、職員やインターン生が実際にプログラムを書いてデータをチェックしました。基本的なデータ処理から可視化、起終点(OD)交通量の推計に至るまで、一連のワークフローが網羅されました。参加者は、政策論議や運用上の意思決定を支援するモビリティ分析ダッシュボードに向けて、データを実践的な知見に変換する方法を学びました。このような理論と実践の組み合わせにより、データ駆動型の分析がいかに根拠に基づいた計画立案を向上させるかが示されました。
この継続的なトレーニングプログラムは、データ駆動型の都市モビリティ計画に必要な技術的スキルがパートナー機関内に深く定着することを確実にするものです。これは、モザンビークの各機関によるCDRダッシュボードの持続可能な運用と維持管理に向けた重要な一歩となります。