第2回自立就労支援員養成研修を開催しました。
2026年3月4日~6日の3日間、ウランバートル市内において第2回自立就労支援員養成研修を開催しました。本研修は、モンゴル国における「JICA生活困窮者のための就労を中心とした自立支援システム強化プロジェクト」の一環として実施されました。本プロジェクトでは、就労困難者を対象とした就労支援制度を充実させるため、「就労体験プログラム」のパイロット事業を推進しています。
実践的な「伴走支援」の知見を共有
今回の研修の目的は、就労体験プログラムの支援対象者に寄り添い、就労支援を提供する「自立就労支援員」の育成です。研修参加者は3日間を通して、就労体験プログラムの理念や構造を理解するだけでなく、「支援ノート」や「就労体験プログラム実施マニュアル」を活用した就労体験プログラムの実践方法を学びました 。
特筆すべきは、本研修の講師陣です。過去に本プロジェクトで実施した本邦研修にも参加し、現在は自立就労支援員リーダーとして活躍するモンゴル人たちが講師を務めました。彼女らは、ウランバートル市のバヤンズルフ区、スフバートル区、そしてドンドゴビ県という3つのパイロット地域で支援を実践するリーダーです。自らの実践経験に基づき、就労体験プログラムの概要説明や就労支援計画の作成方法、さらには具体的な事例を活用した実践実習など、今後の実践に活かされる有意義な講義が行われました 。
48名の新たな支援員が誕生
研修には、行政官やジョブセンター・職業紹介所の職員など、モンゴルの就労支援を担う関係者、計48名が参加しました。3日間の研修を終え、閉会式ではJICAモンゴル事務所の宮城所長やバウルジャン労働・社会福祉サービス庁長官、本プロジェクトの千葉業務主任者等から、参加者全員に修了証が授与されました。これから各地で自立就労支援員として、支援を必要とする方々と伴走していくことが期待されます。
参加者の感想
- これまで長く働いてきましたが、定年退職した今、この分野で社会に貢献したいと考え参加しました。この研修は非常に興味深く、モンゴル政府、JICA、講師の皆さんに感謝しています。
- 今回の研修には多くの情報が凝縮されていました。行政官や就労支援の専門家など、様々な関係者が集まり、共にグループワークをすることで、知識を深めることができました。
本プロジェクトでは、今後もモンゴルの人々が自ら選択し、自立への道を歩めるよう、システムの強化と人材育成を継続してまいります。
就労体験の実施に関する講義
グループワークにて助言をする
自立就労支援員リーダー
グループワークにて助言をする
自立就労支援員リーダー
グループワークにて助言をする
自立就労支援員リーダー
修了式の様子