ハイバル・パフトゥンハー州新併合地域の地方行政官能力強化プロジェクト
Project for Strengthening Capacity of Local Government Officers in Newly Merged Districts in KP
実施中案件

- 国名
- パキスタン
- 事業
- 技術協力
- 課題
- ガバナンス、平和構築
- 協力期間
- 2022年12月~
プロジェクト紹介
パキスタン北西部に位置する連邦直轄部族地域(FATA)は、2018年にハイバル・パフトゥンハー(KP)州に 併合地域(Merged Districts。以下、MDs)として併合されました。2019年にKP州地方行政法が改正され、県政府を廃止、地方行政は州とテシル政府の2層体制とし、2022年、MDs地域にて史上初の地方議会が発足しました。
しかしながら、2層体制での行政サービスの実施体制が整わないまま進められたことにより、関係機関の役割分担や行政官と議員の権限が認識されていないこと、行政官が配置されていないテシル政府が存在するなどの課題が挙げられています。更に、テシル政府に予算配賦がないなど、新たな行政体制は適切に機能していない状況です。
本事業は、MDsにおいて、テシル政府の議会運営能力が強化され、住民のニーズを理解した行政事業が実施されることで、行政官(テシル政府職員)や首長・議員の能力が強化され、もって地域のニーズに応える開発計画の継続した策定体制の構築を目指すものです。
【上位目標】
MDsのテシル政府が地域のニーズに応える開発計画を継続して策定できる体制が構築される
【プロジェクト目標】
地域のニーズに応える開発計画に関する MDs のテシル政府職員や首長・議員の能力が強化される
【成果】
成果 1
MDsのテシル政府が議会を運営する能力が強化される
成果 2
MDsのテシル政府が住民のニーズを理解し、小規模事業を実施する